クリミアでテロを阻止
https://www.rt.com/russia/575398-terrorist-attack-thwarted-crimea/
2023年04月26日 21:41
ロシアの治安当局は、クリミアの軍事病院への攻撃を阻止したことを、連邦保安庁(FSB)が2日の声明で語った。治安当局は容疑者を拘束し、即席爆発装置(IED)を押収したと声明は付け加えた。
容疑者の身元は公表されていないが、FSBが公開した動画には、ヒゲハゲ中年男性が警備隊員に護送されている様子が映っていた。FSBによると、男は少なくとも2つのIEDを所持していた。殺傷装置として釘が入ったものと、焼夷弾である。
映像には、ガラス瓶に入った火炎瓶のようなもののほか、小さな金属製の缶や、いくつかのワイヤーが出ている布に包まれた正体不明の物体が映っていた。声明によると、容疑者はクリミアの首都シンフェロポリにあるロシア国防省の海軍病院を攻撃する予定だったという。
この男は、テロ攻撃の計画、および爆発物の不法取得と所持の罪で起訴された。FSBは、この事件の他の容疑者がいるかどうかを明らかにすることなく、捜査と情報収集活動が進行中であると語る。
クリミアの都市ケルチに住む52歳のロシア系ウクライナ人が、電力システム施設に爆発物を設置しようとした疑いで逮捕されてから、わずか1週間後の出来事である。彼は破壊行為の計画で起訴され、現在20年から終身刑に直面した。
FSBのアレクサンドル・ボートニコフ局長によると、ロシアが2022年2月にウクライナで軍事作戦を開始して以来、治安当局は同国内で約118件のテロ攻撃を防いでおり、その多くは若者や未成年者が準備していた。
ボルトニコフは4月、欧米とウクライナの情報機関が、ロシアの若者を破壊工作、過激派活動、自国に対するテロ攻撃に巻き込もうと「積極的な洗脳・勧誘(キャンペーン)」を開始したと警告した。
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