2023年5月8日月曜日

露著名作家プリレーピン氏の車が爆発 運転手が死亡

https://sputniknews.jp/20230506/15914644.html

2023年5月6日, 18:47 (更新: 2023年5月6日, 20:14)

ロシアの作家で政治活動家のザハール・プリレーピン氏を乗せた車が6日、ニジニ・ノヴゴロド州の幹線道路で爆発した。運転手が死亡した。警察は事件に関与した可能性のある男を拘束した。

捜査関係者は次のように述べている。

「幹線道路で爆発が起こった。現場に救急隊や警察、捜査委員会の職員が急行している」

爆発で運転手は死亡した。当初はプリレーピン氏もけがをしたと伝えられていたが、その後同氏の広報は「大丈夫だった」と表明しており、けがの有無は不明。現時点では爆発の詳細は明らかになっておらず、捜査関係者らが調べている。

プリレーピン氏は作家であると同時に、政治団体「正義のために」の創設者で政治家としても知られる。2021年に露野党「公正ロシア」と統合するまで代表を務めた。

この事件を受け、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、次のようにコメントした。

「ワシントンと北大西洋条約機構(NATO)諸国は、また一つテロの細胞に餌付けを行った。ウクライナ政権だ。ビンラディン、ISIS(イスラム国、露では活動禁止のテロ組織)に続き、ゼレンスキーとその卑劣な仲間たちだ。米国や英国に直接的な責任がある」

昨年8月、モスクワ郊外でジャーナリストのダリヤ・プラトーノワ氏が乗った車が爆破される事件があった。亡くなったプラトーノワ氏は露著名思想家のアレクサンドル・ドゥーギン氏の娘だった。また、先月2日にはサンクトペテルブルクで爆発があり、戦場ジャーナリストのウラドレン・タタルスキー氏が殺害されている。

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https://sputniknews.jp/20230507/15921610.html

作家を狙ったテロ、なぜ国際的組織は非難しないのか=ロシア外務省

2023年5月7日, 11:52

ロシアの著名な作家で保守系政治活動家のザハール・プリレーピン氏を乗せた車が爆破され、運転手が死亡した事件について国際的組織は沈黙しており、テロの背後にウクライナ政府、そして米国政府がいることを証明している。ロシア外務省が表明した。

ロシア外務省の公式サイトに掲載された声明には次のように記されている。

「ロシア人ジャーナリスト、そして社会的活動家を標的とした一連のテロ行為をワシントンが非難していないことから、米国政府の関与は明らかである。しかるべき国際的組織の沈黙は許されない」

ロシア外務省によると、プリレーピン氏に対するテロ行為、およびその他のテロ行為に対する責任はウクライナ政府のみならず、それを支援する西側、特に米国にもあるという。まさにその工作によってウクライナでは2024年2月にクーデターが起こり、アンチ・ロシアを目的とする政権が誕生しているとのこと。

爆殺未遂に関与した容疑で逮捕されたアレクサンドル・ペルミャコフ容疑者は捜査委員会の取り調べに対し、2018年にウクライナの諜報機関に動員され、2022年にロシア連邦へ入国したことを認めた。入国の目的はプリレーピン氏を「排除」することだったという。

負傷したプリレーピン氏の治療にあたったニジニ・ノヴゴロド州のグレブ・ニキーチン医師によると、手術は成功したという。被害者は意識を取り戻したものの、現在は速やかな回復のため医療麻酔により睡眠しているとのこと。

プリレーピン氏は作家であると同時に、政治団体「正義のために」の創設者で政治家としても知られる。2021年に露野党「公正ロシア」と統合するまで代表を務めた。

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https://www.rt.com/russia/575901-prilepin-bombing-suspect-ukraine/

2023年5月6日 20:31

ロシア人作家の自動車爆破事件の容疑者、ウクライナのために働いていたことを認める

爆発直後に近くで拘束された男性は、ずっと前にキエフにスカウトされたと主張している

ロシア人作家の自動車爆破事件の容疑者、ウクライナのために働いていたことを認める

ロシアの調査委員会が土曜日に明らかにしたところによると、ザハール・プリレピンを乗せた車が爆破された事件の主犯格は、ウクライナの情報機関とつながっていることを認めた。

ロシアの著名な作家で政治活動家であるプリレピンは、モスクワの東約400kmに位置する同名の都市から約70km離れたピオネルスキー村で、その日のうちに道路脇の爆弾に狙われた。この爆発で、車を運転していたプリレピンの側近が死亡し、作家が重症を負った。

容疑者はウクライナ出身の29歳、アレクサンダー・ペルミャコフと判明。事件後まもなく、徒歩で現場から逃走していたところを逮捕された。地元住民が警察に通報し、逃走中のペルミャコフは近くの村で捕まった。

尋問の中でペルミャコフは、プリレピンの暗殺を試みたことを認め、2018年に不特定多数のウクライナ情報機関にスカウトされていたことを明らかにした。調査委員会は尋問の動画を公開。容疑者は道路脇に2つの対戦車地雷を仕掛け、プリレピンの車が通過するのを待って爆発物を遠隔で爆発させたと捜査員に語っている。

爆風はプリレピンの車のエンジンルームを破壊し、車はひっくり返った。作家は重症を負い、運転していた側近はその場で死亡した。爆発は道路脇に大きなクレーターを残し、ギアボックスを含む車の破片が約100メートル離れた場所に飛び散った。

ニジニ・ノヴゴロド州のグレブ・ニキーチン知事は、負傷の状況を詳しく説明することなく、「プリレピンは病院に運ばれ、鎮静剤を投与された後、無事に手術を受けた」と明らかにした。ロシアメディアの報道によると、目撃者の証言から、作家は両足を骨折し、脊柱の損傷も受けた。 

ロシアの調査委員会は、この爆発をテロ攻撃とみなして、事件の刑事調査を開始した。

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