メドベージェフさん:プーチンさんから海底通信ケーブルを切断する許可を得ている
2023年6月16日(金) - 11:35 PM
ロシアのガスパイプライン「ノルド・ストリーム」が9月に破壊されたのは、ウクライナ政府か米国政府によるものとする報道を受け、ロシア安全保障会議の副議長は、プーチン大統領は自国の「敵」の海底通信ケーブルを勝手に切断するべきだという。
ドミトリー・メドベージェフはテレグラムで、「ノルドストリームを爆破したのは西側諸国の共謀だったが証明されていることから考えて、敵の海底ケーブル通信を破壊することを妨げる制約は、道徳的にも残っていない」と述べた。メドベージェフは2008年から2012年までロシアの大統領を務め、プーチンの盟友である。
先月、NATOのデビッド・カトラー情報部長は、まさにそのような動きが起こる危険性が高まっていると警告した。「ロシアが欧米の生活を混乱させ、ウクライナに安全保障を提供している国々に対する影響力を得るために、海底ケーブルやその他の重要なインフラを標的にするかもしれないという懸念が高まっている」と、彼は記者団に語った。当然ながら、NATOの情報将校が挙げた潜在的な動機には、ノルド・ストリーム・パイプラインの切断への報復も含まれている。
カトラーは記者団に対し、「ロシアはこの領域でここ数年見たことがないほど活発だ」と述べ、大西洋全域とバルト海、北海におけるロシアのパトロールのペースが上がっていることを指摘した。「ロシアは陸上と海底の両方で、同盟国の重要なインフラを積極的にマッピングしている。」
海はターゲットが多い。400本以上の海底ケーブルが、国際的なインターネットトラフィックの95%以上を担う。「海底ケーブルは、毎日10兆ドル相当の金融取引を担っており、まさに経済の要だ」とキャトラーは言う。
FacebookマイクロソフトとTelxiusによって建設されたMareaケーブルは、スペインのビルバオからバージニアビーチまで4,000マイルに及ぶ。
ロシアがヨーロッパに対する経済的な影響力の源泉を自ら破壊したという西側のプロパガンダのシナリオに反して、ここ数カ月、米国政府またはウクライナ政府がパイプラインを爆破したという報道がなされた。
2月、伝説のジャーナリスト、シーモア・ハーシュは、「作戦計画を直接知る情報源」を引用し、米海軍のダイバーがNATOの演習を隠れ蓑に作戦を実行したという爆弾的なレポートを発表した。
先月、欧州の調査報道機関のコンソーシアムが、調査の足跡はウクライナに至り、ポーランドの会社から借りて爆発現場近くのデンマークの小さな島に停泊していた15メートルのヨットが中心になっていると報告しま。
欧州の一般市民に多大な犠牲をもたらした経済戦争行為に対する米国政府の否定を補強する組織的プロパガンダのようだ。今週、さまざまな報道機関が、ウクライナがそのような動きを計画しているという報告を行い、CIAがウクライナに対してその実行を警告したと報じた。
ロシアのガスパイプラインに対する西側諸国による攻撃、あるいは西側諸国が奨励した攻撃に対する報復として、西側の通信インフラに対するロシアの攻撃が予想される。これは、政府が結果をまったく無視して引き起こした戦争によって、私たち全員が犠牲となるという警告である。
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