2023年7月4日火曜日

フランス製AMX-10:戦場では役立たず

https://sputniknews.jp/20230704/amx-10-16437395.html

2023年7月4日, 00:36 (更新: 2023年7月4日, 00:40)

仏がウクライナとの契約で供与した装輪装甲車は戦場では全く役に立たないことがはっきりした。米陸軍の退役将校スタニスラフ・クラピーヴニク氏がラジオ・スプートニクに語った。

役立たずの兵器

クラピヴニク氏は、西側諸国がウクライナ政権に供給する兵器は、軍のニーズを満たしていないと指摘する。特に仏が提供した、いわゆる車輪付き戦車はそうだった。

「仏は戦車を送るのではなく、105ミリ口径の大砲付きの偵察用の装甲車を送ってきた…。マクロン仏大統領に、あなたは戦車を送ってはくれなかったと言ったら、向こうは大声で、送りましたよ。ただ、装輪タイプなだけです、と叫んだ。AMX-40は戦車だが、ウクライナに送ったAMXは偵察用の装輪装甲車だ。装甲は軽量で、(敵を)見つけに来て、帰ることはできるし、数回なら砲撃もできるが、戦闘の真っただ中に出ていくことはできない。NATOの問題は戦車、装甲車の数が不十分なことだ」

クラピヴニク氏は、NATO諸国の軍需産業にはウクライナの戦場ですでに敗北した装備と入れ替えることができる代替品を提供する能力がまだないと指摘する。

訓練時間が足りない

これより前に、AFP通信の記事にウクライナ人軍人らがAMX-10RCをこき下ろした発言が掲載された。ウクライナ人らはAMX-10RCの装備は確かに見事だが、装甲があまりに軽量でギアボックスに問題があると指摘する。ギアボックスに問題が生じる理由について、ウクライナ人らは、おそらく未舗装道路で走行するためとする。

また、仏で行われた数か月間のトレーニングもAMX-10RC のファンクションをものにするには不十分だったことが指摘された。

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https://sputniknews.jp/20230703/16435644.html

「数分で壊滅」レオパルト失ったウクライナに失望の声=独紙

2023年7月3日, 17:32 (更新: 2023年7月3日, 22:44)

供与された兵器を1カ月で失ったウクライナは、西側諸国の期待に応えることができなかった。独紙「Berliner Zeitung」の論説委員を務めるフランツ・ベッキ氏は、ウクライナ軍が反転攻勢開始からわずか3週間で、複数の独製戦車「レオパルト」を失ったと強調する。

ベッキ氏によると、ドイツのウクライナへの軍事支援は2022年、約20億ユーロ(3150億円)だったが、2023年は約55億ユーロ(8660億円)となった。2024年には約105億ユーロ(1兆6530億円)に達するとの観測もある。

また、ウクライナに供与された戦車「レオパルト2」は計54両に上る。ベッキ氏は、ウクライナの政権は損失を公表していないため、撃破された戦車の正確な数は明らかでないとするが、最低でも「レオパルト2」の13パーセントは失ったと主張する。

米誌「フォーブス」のデータによると、6月8日の戦闘がウクライナ側に「高くついた」という。この日、ウクライナ軍は地雷原で「レオパルト2A6」14両中3両、重地雷除去車両「レオパルト2R」6両中3両を失った。同誌は、これらが数分で起こったのは明らかで、人的にも金銭的にも被害が大きかったと指摘する。

7月3日、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は、ウクライナ軍が突破を試みる各戦線で、これまでにロシア軍が「レオパルト2」16両を撃破したと発表した。これはポーランドとポルトガルがウクライナに供与した「レオパルト2」の数にほぼ匹敵する。

破壊されたウクライナ軍の独製戦車の映像は、西側諸国で大きな反響を呼んだ。先月20日、ロシアではレオパルトを撃破した露軍兵士、アンドレイ・クラフツォフ氏は100万ルーブル(およそ163万円)の報奨金を得ている。

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https://www.rt.com/russia/579123-shoigu-leopard-fleet-ukraine/

2023/07/03 10:28

ショイグさん:ウクライナのレオパルド戦車が減少

キエフが失ったドイツ製戦車の数は、ポーランドとポルトガルから供給されたすべての戦車に匹敵すると国防相が述べた。

ロシア軍によって破壊されたウクライナのレオパルド2戦車の数は、キエフがポーランドとポルトガルから受け取った同戦車の全供給量に匹敵すると、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が報告した。

ショイグ国防相は月曜日、ウクライナは16両のレオパルド戦車を失ったと述べ、「ポーランドとポルトガルが供給した同型戦車の実質的な100%に相当する」と付け加えた。ワルシャワは先に、ウクライナに14両のレオパルド2A4を供与することを約束しており、最初の供与は3月に報告されている。ポルトガルは同月、ドイツ経由でレオパルド2A6戦車3両を送った。

6月22日、ロシア高官はウクライナが13両のレオパルド戦車を失ったと主張した。

ショイグは閣僚会議で、15機の航空機、3機の軍用ヘリコプター、900台以上の装甲車とともに、戦車は6月4日以降に前線南部で攻撃を受けたと発表した。

ロシアはこの日をキエフの反攻の開始日とみなしており、西側の戦車がウクライナ軍を優位に導くはずだった。「全体的に敵はどの方面でも目的を達することができなかった。」これは、ロシア兵の熟練ぶりと、評判の高い西側の兵器にかけられた期待だけが膨らんでいたから。

彼はさらに、ウクライナの外国の支援者が、これまでに約2500個の重火器を失ったにもかかわらず、ロシア軍陣地への攻撃を続けるようキエフに圧力をかけていると主張した。

ウォール・ストリート・ジャーナル』紙は先週、ロシアの防衛線を突破できなかった後、ウクライナ軍は西側の武器を前線から遠ざけ、大規模な攻撃を中止したと報じた。

記事は、ドイツでレオパルド2戦車の操縦訓練を受けたウクライナの戦車乗組員の経験を詳細に伝えている。彼らは、ロシアの反攻準備の規模に「衝撃を受けた」と語っている。

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