ロシア機がシリア上空で米軍機にハラスメント
https://new.thecradle.co/articles/russian-jet-damages-us-aircraft-over-syria
米軍機はなんとか本拠地に戻ったと米軍が声明で発表した。
2023年7月25日
米軍は7月25日の声明で、ロシアの戦闘機がシリアで自軍の戦闘機に「危険なほど」接近して飛行し、照明弾を発射して米軍機のプロペラに命中したと発表した。
「ロシア軍機は米軍機の危険なほど近くを飛行し、その進路上に照明弾を放ち、プロペラを直撃した。
「上空でのロシアの危険で専門的でない行動は、ISISを倒すという我々の任務を低下させるだけでなく、意図しないエスカレーションや誤算を招く危険がある」と声明は付け加えた。
「ロシアの照明弾の1つが米軍のMQ-9に命中し、プロペラを大きく損傷させた。幸いなことに、MQ-9の乗組員は飛行を維持し、機体を安全に基地に回収することができた......我々はシリアのロシア軍に対し、この無謀で、挑発的で、プロフェッショナルでない行動に直ちに終止符を打つよう求める」と米空軍は別の声明で述べた。
ワシントンは最近、シリアにおけるロシアの挑発的な行動に対して繰り返し苦言を呈している。
米政府高官は7月17日、ロシア機が最近、米軍の偵察機に「非常に接近」して飛行し、「4人のアメリカ人乗組員の命を危険にさらした」と述べた。
また、米軍占領軍がシリアでの駐留を強化し続けており、特に軍事基地がイランと連携したドローンやミサイルの攻撃を受けている地域でのことである。こうした攻撃の頻度はこの1年で大幅に上昇し、多くの米軍犠牲者を出している。
7月中旬、匿名の米軍高官の発言として、シリアにおけるロシア軍とイラン軍は、ワシントンの軍隊を最終的に撤退させるという具体的な目的を持って連携している、というものが引用された。
その数カ月前、アル・アクバル紙は、「シリアにおけるアメリカのプレゼンスに対抗してエスカレートし、アメリカに圧力をかけ、同国北部と東部の基地からの撤退を決断させるために、ロシアとイランが宣言されていない連携をとっている」と報じた。
最近発表されたトルコのメディアの報道によれば、ワシントンは現在、2500人の追加兵力でシリアにおけるプレゼンスを強化するつもりだという。
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