オーストラリア、いまさら中国に貿易障壁の撤廃を要求
https://www.rt.com/business/581964-china-australia-trade-curbs/
2023年8月28日 15:04
ティム・エアーズ氏がCNBCに語ったところによると、北京は残りの輸入関税を撤廃すべきだとの。
オーストラリアのティム・エアーズ通商担当大臣補佐官は、キャンベラと北京の貿易関係は、中国が現在も実施した制限を撤廃して初めて正常な状態に戻ると述べた。北京は今月初め、オーストラリア産大麦の輸入関税を撤廃した。
キャンベラが国家安全保障を理由に中国ベンダーの5G展開を禁止し、中国からの投資を阻止したため、両国間の緊張は2018年以来高まった。2020年、オーストラリアがコロナウイルスの発生原因について国際的な調査を求めたことで、状況は悪化した。これが引き金となり、北京はオーストラリアのワインと大麦に反ダンピング関税を課すなどの報復措置をとった。
「しかし、私は、そしてオーストラリア政府は、中国との貿易が正常に戻り、全面的に安定することを望んでいる」と、週末にニューデリーで開催されたB20サミットの傍らでCNBCに語った。「これらの障害をすべて取り除くまでは、貿易が正常に戻ったとは言えない」と述べた。
2020年、北京はワインや赤身肉からロブスターや木材に至るまで、オーストラリア産品の一部に段階的に輸入関税をかけた。オーストラリアの大麦に対する関税は80.5%引き上げられ、年間10億ドル近くあった二国間貿易は帳消しになった。4月、オーストラリアは中国に対する世界貿易機関(WTO)への提訴を「一時中断」することで合意し、今月初めには北京はオーストラリアの大麦輸入に対する関税を撤廃した。
そして今、キャンベラは北京に対し、2021年3月に導入されたオーストラリア産ワイン輸入に対する関税の撤廃を求めた、とエアーズ氏は言う。
「中国への様々な輸入品の前に、このような障害物が置かれ続けることは、中国ビジネスにとって利益にならないことは確かだ」と述べ、「ビジネスに必要なのは、貿易に対するルールに基づいたアプローチへの信頼だ」と付け加えた。
アジア太平洋における両国は、台湾、石炭輸出をめぐる貿易紛争、オーストラリアが原子力潜水艦を入手できるようにするキャンベラの米英3カ国とのAUKUS防衛協定など、他のさまざまな問題によって緊張が高まった。
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