ロシア、浮体式152ミリ榴弾砲の開発に着手
https://sputnikglobe.com/20230911/russia-embarks-on-developing-floating-152-mm-howitzer-1113269106.html
特殊軍事作戦での大砲使用の経験に基づき、ロシアは口径152ミリの浮遊榴弾砲の開発に着手したと、クルガンマシュザボド社(ロステック国営企業高精密システム持ち株会社の一部)のGOZおよびVTS担当副社長ロマン・クロモフ氏がスプートニクに語った。
1980年代、ソ連はBMP-3のシャーシにPat-Sと呼ばれる152ミリ口径の浮遊榴弾砲を試作した。
「Pat-Sのコンセプトは、大口径と軽量化である。今日の特殊作戦地域での戦闘作戦の進め方や、戦闘作戦内での装備品の移動方法を見れば、152ミリ口径の榴弾砲を搭載した軽量車両が必要であることがわかる。しかし、この車両はソ連で開発されたものであり、特定の顧客の要求のもとで開発されたため、特に火器管制システムに関しては更新する必要がある。」とフロモフ氏は説明した。
実際、Pat-Sに関する準備作業は現在進行中であり、契約条件の草案を作成するために情報の収集と分析が行われている。」と述べた。
クロモフ氏は、今日の特殊作戦区域における砲身砲の使用の特徴は、閉鎖した位置から長距離射撃を行い、その後、反撃を避けるために素早く位置を変えることだと語った。
「国防省が我々に課したのは、Pat-Sに関する科学的・技術的研究、その他の開発作業、我々が製造している量産機を使って、どの程度まで実施できるかを分析することだ。」
専門家は、欧州通常戦力(CFE)条約が締結されたため、Pat-Sモデルの生産が開始されなかったことを指摘した。
「このモデルを含め、多くの有望な車両に関する作業が縮小された」と彼は指摘した。
2S18 Pat-Sは、1980年代にソ連でBMP-3のシャーシをベースに開発された152ミリ自走砲の実験車である。
公開されている情報筋によると、この車両は大量生産されたわけではなく、プロトタイプが1台製造されただけだという。Pat-Sは、単独で水上障害物を横断できる世界初の大口径自走榴弾砲である。
現役の2S1グヴォズディカ自走榴弾砲も浮くが、口径は122ミリと中口径である。
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