米国防総省の元高官、ウクライナに劣化ウラン弾を送る米国の動きを非難

https://sputnikglobe.com/20230906/bad-decision-all-around-ex-pentagon-officials-blast-us-move-to-send-ukraine-depleted-uranium-1113160766.html

全面的に悪い決断

国防総省の元高官2人がスプートニクに語ったところによると、ジョー・バイデン領がウクライナに劣化ウラン弾を供給することを決定したのは「推奨しなかった」という。

水曜、ホワイトハウスは、国連を含む広範な不支持にもかかわらず、ウクライナ軍に劣化ウラン（DU）弾の供給を開始することを確認した。

劣化ウラン弾は、同じくウクライナ向けの米国製M1エイブラムス主力戦車用のもので、総額約1億7500万ドルにのぼる他の兵装とともに兵器パッケージに含まれている。

戦争における劣化ウラン弾の使用は、タングステンベースの徹甲弾の安価な代替品として機能しているが、その地域でのガン発生率の上昇に関連している。弾丸が標的に命中すると、溶けたウランの破片が貫通体からはがれ落ち、装甲に深く突き刺さるが、同時に放射能が土壌に沈着する。

米陸軍に20年以上在籍した退役中佐のアール・ラスムセン氏は、ホワイトハウスの動きについてスプートニクに語った。彼はこの動き自体をエスカレートとは解釈していない。

「弾薬が不足している。反攻作戦は完全に失敗し、崩壊した。」

ラスムセンは、「私は間違いだと思う。かつては肥沃な農地であった場所が汚染され、おそらくガンの発生率が増加し、ウクライナの人々の健康にも間違いなく影響が及ぶ。」

元国防総省上級顧問のカレン・クウィアトコウスキー氏はスプートニクに対し、米国と英国は共に劣化ウラン弾をウクライナに送っているが、「彼ら自身が認めているように、どこでどのように使われるのか説明しない」と語った。

「これは、正当化できる範囲を超えたエスカレーションだ。ウクライナ人にとってだけでなく、ウクライナの将来の使い勝手や生産性にとっても危険だ。なぜこんなことをするのか。アメリカが武器を持っていて、これを処分したいのかもしれないという事実以外に、なぜこんなことをするのか、意味がない。私はその解決策を知らない。どうやら平均的な普通の人々は、この種の兵器をどの国にも、それもヨーロッパの国には送らないという意思決定には関与していないようだ。彼らが何を考えているのかわからない。」

「ウクライナの人々だけでなく、戦後のウクライナに入り、国の再建を期待する欧米の投資家にとってもだ。高くつく。アメリカの納税者はその分も支払うことになる。醜く、醜く、危険なことだ。」と彼女は訴えた。

「この国のリーダーシップは、多くの人に理解されていない。アメリカ人は、こうした決定がどのようになされているのか理解していない。私たちは相談されていない。一般的なアメリカ人とワシントンDCが進めている活動との間には大きな隔たりがある」と彼女は語り、「残念で、悲しく、悲劇的で、危険なことだ」と付け加えた。