中国、制裁輸出国から安い石油を買って100億ドル節約
https://www.zerohedge.com/energy/china-saved-10-billion-buying-cheap-oil-sanctioned-exporters
2023年10月11日水曜日 - 午後11時50分
著者:Tsvetana Paraskova via OilPrice.com、
ロイターの分析によると、中国は今年、制裁を受けた原油を輸入することで、原油輸入にかかる費用を100億ドルほど節約できたようだ。
ベネズエラ、イラン、ロシアはすべて制裁下にあり、2023年1〜9月の中国の原油購入全体の25%を占めている。
ロシアの割安な原油は今年、中国とインドによって買い占められ、サウジアラビアからの原油輸入を追い越した。
ロイターの分析によると、中国は今年、ロシア、イラン、ベネズエラ(いずれも米欧の制裁下にある)から記録的な量の安価な原油を輸入したため、これまでに原油輸入で100億ドルを節約した可能性が高いという。
供給逼迫により7月から国際指標価格が上昇する中、中国は制裁下にある3つの石油輸出国からの安価な原油カーゴを利用し、原油輸入代金を数十億ドル節約することに成功した。
ロイター通信は、船舶流量追跡会社のKplerとVortexaのデータを分析し、中国は1月から9月までの間に、ロシア、イラン、ベネズエラから日量276万5000バレル(bpd)の原油を輸入し、過去最高を記録した。
ロイターの計算によれば、もし中国がこれらの原油を非輸出国から購入していたならば、中国は100億ドル多く原油を輸入していたことになる。
これらの輸入量は、2023年1〜9月の中国の原油購入量全体の25%を占めていたと推定される。
ロイターの分析によると、ロシア、イラン、ベネズエラは、2022年の同時期に中国の原油輸入の約21%を占め、2020年の同時期にはわずか12%であった。
ここ数カ月で原油価格が上昇し、ロシア産原油の国際指標に対するディスカウントが縮小しているにもかかわらず、ロシアは依然として中国への唯一最大の原油供給国である。
2023年上半期、中国のロシア産原油の輸入量は平均213万B/Dで、ロシアはOPEC+のパートナーであるサウジアラビアを追い出し、今年に入ってから世界最大の原油輸入国である中国への唯一最大の供給国の座についた。
安価なロシア産原油をめぐるインドとの競争が激化し、イラン産原油の取引に対する米国の制裁が今年に入って緩やかになっている中、中国もイラン産原油の輸入を増やしている。
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