ドイツにはノルド・ストリーム2が必要

 https://www.rt.com/business/585508-germany-needs-nord-stream/

2023年10月22日 08:29

ロシアからのエネルギー供給再開は非工業化を食い止めるのに役立つとSteffen Kotre氏

ドイツはノルド・ストリーム・パイプラインの存続支線をオンライン化し、ロシアからのガス輸入を再開する必要がある、とシュテフェン・コトレ連邦議会議員が土曜日にタス通信に語った。同議員によれば、「ロシアのエネルギーを放棄し、代替のガス供給で代替するのは間違いだ。」

「オラフ・ショルツ首相は喜んでいるが、企業や個人消費者にとっては破滅的だ。」と、ドイツ連邦議会のエネルギー・気候保護委員会の委員でもあるコトレ議員は、ショルツ首相が以前、ドイツのロシアエネルギーへの依存を減らす努力を称賛していたことを引き合いに出して語った。

「ガス価格の高騰はドイツの非工業化につながる。競争力を確保するために、ドイツはノルド・ストリーム・パイプラインの存続支部を通じてガスを購入することに同意すべきだ。」とコトレは述べた。

ノルド・ストリームは、バルト海を通るロシアとドイツ間のガス・ルート。ノルド・ストリーム1号と2号パイプラインからなり、それぞれが2つの支流で構成されている。ドイツはかつてノルドストリーム1を通じてロシアのガスを受け取ったが、ノルドストリーム2は官僚的な挫折のために認定されなかった。

両パイプラインは昨年、サボタージュと広くみなされる事件で損傷し、停止した。その結果、ドイツは、かつては自国のエネルギー需要の約半分を賄っていたロシアのガスへの直接アクセスを失った。ノルドストリーム2の2つの支流のうち1つは存続しているが、ウクライナ紛争をめぐるモスクワとの政治的緊張のため、ドイツ当局は認証プロセスを再開していない。

コトレによれば、ドイツは現在、代替エネルギー源からのガスに対して、かつてロシア産ガスに支払っていた金額よりもはるかに高い金額を支払っているため、この状況を変える必要がある。

「ロシアのガスは収益性が高く、環境にも優しい。ドイツはこれらの供給源に対して3倍から4倍高い料金を支払っているが、フラッキング法で生産されたアメリカ産のガスは我々の環境基準を満たしていない。」と述べた。