ウクライナ戦争のメディア報道が減少
https://www.zerohedge.com/geopolitical/media-coverage-ukraine-war-dwindles
2023年10月6日金曜日 - 午前03時00分
著者:Kalev Leetaru via RealClearPolitics.com、
最初の侵攻から1年半以上が経過したロシアとウクライナの戦争が激化する中、米国のウクライナに対する経済的・軍事的支援は国内政治に巻き込まれつつある。戦争が続く中、メディアはウクライナをどのように報道しているろうか。
以下のタイムラインは、BBCニュース・ロンドン、CNN、MSNBC、フォックス・ニュースにおける、昨年年初からのウクライナに関する1日あたりの言及の合計を示している。2022年1月初旬にウクライナに関する言及が急増したのは、侵攻への恐怖が高まり、ロシア軍がウクライナを包囲し、その後ウクライナに押し寄せたためだ。驚くべきことに、報道のピークはわずか1日(2022年2月25日)しか続かず、その後すぐに下落した。その後2週間ほどは上昇を続けたが、3月14日の週から下落に転じ、最終的には2022年5月の水準に達し、それ以降はこの水準で推移している。
ウクライナ侵攻の翌日には1日1,500〜2,000件の言及があったが、それ以降は1日数十〜数百件にとどまり、ウクライナはニュースでは常に取り上げられるが、話題性は低い。BBC Newsがこの戦争について最も多く触れており、現在までに203,655件、次いでCNNの166,304件、MSNBCの116,658件、Fox Newsの90,246件である。BBCニュースは、侵攻以来、フォックス・ニュースの2.3倍戦争に言及している。
驚くべきことに、ウクライナの反攻は報道を意味のあるものにはしていない。攻勢に関する言及は1日にほんの一握りから十数、二件に過ぎず、BBCニュースでは特定の日にピークを迎え、100から125件強の言及がある。
ゼレは、戦争初期の数ヶ月は注目を浴びたが、テレビのニュースからも世界中のオンラインニュースからもほとんど消えてしまった。ゼレ自身の報道量は、通常の日の自国の報道量の5分の1にも満たない。国自体が戦時中の指導者を中心にメッセージを発信することが多いのに対し、世界のメディアは国全体に焦点を当てている。
ウクライナに関する画面上の文字による言及はどうだろうか。CNNはウクライナに関する話し言葉での言及を増やしていないが、画面上のテキストでの言及は5月中旬に顕著に増加した。BBC Newsが話し言葉での言及を独占しているのに対し、画面上でのテキストでの言及はCNNがトップで、現在までに1,408時間、次いでBBC Newsの1,112時間、MSNBCの790時間である。フォックス・ニュースは631時間で再び最下位となった。CNNの2.23倍だ。
テレビ報道が比較的安定しているのに対し、世界のオンラインニュース報道は、ここ数週間は安定しているものの、減少傾向にある。
米国を拠点とするウクライナに関するグーグル検索は、メディアの報道とほぼ歩調を合わせるように減少し、今年に至るまで長期的に同様の減少傾向にある。
ウクライナに対するメディアの関心は、米国と欧州の経済的苦境の増大と相まって、停滞と衰退を続けている。ウクライナを再びメディアの前面に押し出すような大きな進展がない限り、ウクライナに対する米国と西欧の国民の支持を維持することはますます困難になる。
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