グラント・シャップス英国防長官は基地外
英国をはじめとするNATO加盟国は、すでに何万人もの徴兵されたウクライナ軍を数週間の訓練コースに通わせ、大量の武器も供給している。彼らはロシアと直接対立しているわけではないと主張しているにもかかわらず。
英国の新任国防長官が、ウクライナに部隊と艦船を派遣することを提案したのは「狂気の沙汰だ」と、軍事専門家が語った。
グラント・シャップス英国防長官は週末、ウクライナに英国兵を派遣し、ゼレの枯渇した軍隊の新兵を訓練すると新聞に語った。
シャップスは、ロシアと穀物輸出取引が決裂したので、ウクライナ商船を護衛するために英国海軍の艦船を黒海に派遣するとほのめかした。トルコは、他国の軍艦がボスポルプス海峡を通過して陸続きの海に入ることを禁止している。
リシ・スナク首相は、マンチェスターで開催された保守党の年次総会の前夜、日曜日のテレビのインタビューで、こう言った。「現在の紛争に派遣されるイギリス兵はいない。」
2022年以来、英国陸軍は何万人ものウクライナ人新兵を、前線に送る前に英国内の訓練場で3週間のクラッシュコースに通わせている。
今年4月に米国防総省からリークされた文書では、ウクライナで秘密裏に活動しているSAS特殊部隊が最大50名いるが、その任務は示されていない。
オックスフォードシャーにある軍隊防衛アカデミーの上級研究員で、シャップスの保守党党員であるマシュー・ゴードン=バンクス元英国議員は、シャップスの発言は「完全なPR災害」だと述べた。
ゴードン=バンクスはスプートニクに語った。
「シャップスは保守党大会での演説を前に、新国防長官としての意図を過剰に誇張してインタビューに答えた。首相や安全保障・情報筋、政府全体を恐怖に陥れた。」
軍事専門家は、イギリス軍を戦地に送るというシャップスの提案は、単に考えられないと語った。
「彼の考えは絶対に狂っている。今週になって、ヴォロディン下院議長、ラブロフ外相、メドベージェフ安全保障理事会副議長といったロシアの指導者たちが、ウクライナ紛争をどのように終結させるか、NATOによる不必要なエスカレーションをどう見るかについて明らかにした。」
ゴードン=バンクスは、この記事がすぐに新聞のウェブサイトから削除されたことを指摘した。
「そのような配備は、外交的にも軍事的にも破滅的なものになる。」とゴードン=バンクスは警告した。
日曜日に同じ新聞に掲載された記事で、シャップスの前任者である国防省のベン・ウォレスは、ウクライナは夏の攻勢に勝利していると主張した。4ヶ月の戦闘の後、わずかな村しか占領していないにもかかわらず、一部のアメリカ軍将兵やイギリスの国営放送BBCでさえも、ウクライナの夏の攻勢をすでに見限っている。
彼はまた、ロシアによる圧倒的な武力行使を阻止するため、キエフに10代の少年を軍隊に徴兵し始めるよう促した。
「前線の兵士の平均年齢は40歳を超えている。若い兵士を将来のために残しておきたいというゼレンスキー大統領の願いは理解できるが、ロシアが国全体をステルス動員している。」と彼は主張した。
国防アナリストは、キエフは過去1年半の間、軍隊が被ったひどい死傷者を補うために、すでに若者たちに圧力をかけていると述べた。
ウクライナはすでに3つの軍隊を失った。50万人のウクライナ人が、無意味で不必要な戦争で命を落としている。
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