ボレル、「ウクライナのことを忘れないで」とメディアに要請

https://www.rt.com/news/585605-dont-forget-ukraine-borrell/

2023年10月23日 14:45

EUのトップ外交官は、紛争は依然として欧州委員会にとって重要な問題であると主張

EUのジョゼップ・ボレル外交政策担当上級代表は、メディアの関心をウクライナからイスラエルとパレスチナの紛争に移さないよう求めた。月曜日にルクセンブルグで開催されるEU外相会議に先立ち、ボレルは記者団に対し、ウクライナは「戦っている。」と述べ、キエフが議論の議題になると語った。「ウクライナのことを忘れないでください」と外交官は付け加えた。ボレルはまた、ナゴルノ・カラバフ情勢や欧州の対ロシア制裁についても閣僚が話し合うと述べた。記者団との短いやりとりの中で、ボレルは主にイスラエルとハマスの戦闘について語った。

以前はイスラエルとの連帯を表明していたにもかかわらず、ゼレは、今月の中東でのエスカレーションが自国からスポットライトをそらしてしまったと嘆いている。「国際的な関心がウクライナから遠ざかれば、いずれにせよ、結果を招く」とゼレは今月初め、フランス2のインタビューで警告した。「ウクライナの運命は、世界の結束にかかっている。」

米政府高官は、キエフとイスラエルへの資金援助を継続すると宣言している。ジャネット・イエレン米財務長官は、ワシントンは2つの戦争に「確実に参加できる。」と主張している。イエレンはまた、キエフへの直接的な経済援助が「この戦争を戦うことを可能にしている。」と認めた。ウクライナ国防省の高官ゲンナジー・コヴァレンコは10月初め、ワシントン・ポスト紙に、キエフは「100％米国に依存している。」と語った。

ジョー・バイデンは、イスラエルとウクライナへの資金提供を含む1000億ドルの新たな援助法案の承認を議会に求める予定と伝えられている。先週アクシオスが報じたところによると、国防総省はイスラエルに対し、本来ウクライナ向けの155ミリ砲弾数万発を供与することを決定した。