2023年10月24日火曜日

逃げるな。さもなくば食われる

https://sputniknews.jp/20231023/160-17520774.html

過去最悪、日本各地で160人超がクマ被害 遭遇したらどうすればいいか、露専門家に聞く

2023年10月23日, 21:31 (更新: 2023年10月23日, 23:10)

ロシアには今年日本で被害が相次ぐツキノワグマのほか、より凶暴で日本でも北海道に生息するヒグマなど、危険な猛獣がたくさんいる。そこで、スプートニクはクマの生態を知り尽くしたロシアの専門家に話を聞いた。

世界自然保護基金のミハイル・スティショフ氏は「ゆっくりと後退り」が基本だと説明する。

「クマを見かけたら近づかず、ゆっくりと後退りしてください。クマがあなたに気づいても離れていかない場合は、大声を出したり、手を高くかかげながらゆっくりと離れてください」

スティショフ氏によると、本能的に背中を向けて逃げ出したくなっても、それは絶対に避けなくてはならない。急な動きをすると攻撃的でないクマさえも刺激することに繋がりかねない。そもそもクマは最高時速40(ツキノワグマ)〜60キロ(ヒグマ)の猛スピードで走れるため、人間が全速力で逃げたところであっという間に追いつかれる。

自分を大きく見せる

クマに出会った際に有効な方法は、「自分が実際より大きいふりをする」ことだとスティショフ氏は指摘する。クマはシルエットで相手の大きさを判断するため、リュックサックを掲げたり、ジャケットを広げるだけでも驚かせることができる。

また、露非常事態省によると、複数人で遭遇した場合は、肩を寄せ合って群がったり、肩車をして腕を広げるといった方法も推奨されている。

それでも近づいてくる場合は、音を立てたり叫んだりしてクマを驚かせる。同省によれば、クマは予期せぬことに恐れを感じるため、小石を投げるのも、原則としては有効だとしている。

死んだふり作戦

以上のどれを試してもダメで、クマがあなたを攻撃してきた場合は、一か八か死んだふり作戦に移るほかない。一般的にクマは、脅威が排除されたと感じれば攻撃をやめるとされる。

うつぶせに寝るか、手を頭の後ろにやって丸くなるなどして動かずに祈ろう。100パーセント助かる保証はないが、クマのパンチ直撃を受けるよりは生存確率が高まる。

そもそもクマとは出会わないのが理想的だ。だが、万が一のときのために発煙筒やクマ撃退スプレーなどを携帯しておくといいかもしれない。また、特に森やその周辺を歩く際は、できるだけ1人は避けたほうがいい。

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