世界最大の銀行がサイバー攻撃で身代金を支払った
https://www.rt.com/business/587265-china-icbc-cyberattack-ransom-paid/
2023年11月14日 16:57
メディアの報道によると、中国工商銀行(ICBC)は先週、米国を拠点とするシステムの一部に対してサイバー攻撃を受け、身代金を支払った。
11月9日に公表された、総資産で国内最大のグローバル金融機関への侵入は、米国債市場の取引の一部を決済不能にし、ブローカーやトレーダーは取引の迂回を余儀なくされた。
ロイターによると、ロックビットの担当者は月曜日に支払いを確認したが、詳細については明らかにしなかった。
「彼らは身代金を支払い、取引は終了した。」とその担当者はオンライン・メッセージング・アプリのToxを通じて同アウトレットに語った。
ICBCのサイバー攻撃は深刻で、企業の電子メールシステムさえも機能しなくなり、従業員はグーグル・メールを使うようになった。
ペン・ミューチュアル・アセット・マネジメントのポートフォリオ・マネージャーであるジウェイ・レンは、「現在、市場はほぼ正常に戻っている。」と述べた。
ランサムウェアはサイバー攻撃の一種で、ハッカーがシステムや情報を制御し、身代金を要求して解除する。この種の攻撃は近年、ハッカーの間で人気が急上昇している。
金融業界のサイバーセキュリティ団体であるFinancial Services Information Sharing and Analysis Center(金融サービス情報共有分析センター)は、企業に対し、「あらゆる防御策を常に最新の状態に保ち、重要な脆弱性には直ちにパッチを当てる」よう促している。
「ランサムウェアは依然として金融セクターが直面するトップクラスの脅威ベクトルの一つである。」と同団体の広報担当者は警告している。
ここ数ヶ月、ロックビットは世界最大の組織を攻撃しており、特に米国で破壊的な被害を受けている。このサイバー犯罪グループは、被害者が支払いを拒否したケースで情報を盗み、機密データを流出させている。
ロイター通信によると、このランサムウェア集団は、金融サービスや食品から学校、交通機関、政府部門に至るまで、数多くの分野で米国内の1,700以上の組織を攻撃している。
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