ラブロフさん：欧米の経済支配は終わった

https://www.rt.com/business/587325-western-economic-dominance-over-lavrov/

2023/11/15 12:01

ロシア外相セルゲイ・ラブロフが水曜日のRTで語ったところによると、世界経済成長の新たな中心地が西側諸国に対抗するために出現し、協力と関係強化の機会を掴んでいる。

ラブロフ外相は、中国、インド、イラン、湾岸諸国、ラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体（CELAC）のようなグループを、成長する経済大国として挙げた。

「西側諸国は5世紀以上にわたって世界の采配を振るってきた。、この時代は終わった。この時代が多極化に取って代わられるには時間がかかる。

ラブロフは、ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ大統領の提案を引き合いに出し、CELACは「米ドルへの完全な依存から脱却し、自国通貨について本当に考えるべきだ。」と述べた。

ラブロフ氏は、ルーラ大統領はBRICSグループの代替決済プラットフォームも提案していると指摘した。ロシアの外交官は、これらのアイデアは、アメリカが「一方的な制裁でドルの役割を乱用し、グローバリゼーションのモデルの基礎となっていたすべての原則を一晩で取り消し、すべての人を参加させようとしている」ことへの対応だと語った。

ラブロフ氏は、中国が世界の貿易と投資において影響力を増すとすぐに、世界貿易機関（WTO）でも同じことが起こったと語った。「中国がアメリカ製の縄張りでアメリカに勝利すると、すぐにWTOの紛争解決機関は動けなくなった。

ラブロフは、ワシントンは規則を発明し、その規則がアメリカの利益に役立つ限り、他のすべての国が従わなければならないと主張する、と語った。他国がアメリカよりも効率的になれば、ルールは変更される。

経済力、軍事力、政治力、影響力を持つ新しい世界の中心地ができたことで、この時代は終わりを告げようとしている。