2023年11月14日火曜日

ウクライナはマイノリティの権利に興味なし

https://www.rt.com/news/587203-hungary-ukraine-ethnic-minorities-eu/

2023/11/13 20:32

キエフは、トランスカルパティア地方のハンガリー人の懸念に対処したと信じさせるために、他の国々を騙している、と外相は言う。

ウクライナは、同国西部に住むハンガリー人やその他の少数民族の扱いに関する懸念を解決するつもりはないと、ハンガリーのペーター・シジャルト外相は月曜日に自身のフェイスブックで放送された会合で記者団に語った。

それどころか、キエフ政府は、トランスカルパティア地方に住むハンガリー人の状況がさらに悪化しているにもかかわらず、少数民族の権利問題が「解決された、あるいはほぼ解決された」と世界に信じ込ませることに注力している。

「明らかに、ウクライナは私たちにとって重要な問題を解決しようともせず、トランスカルパティア地方のハンガリー人から奪われた権利を返そうともしないのは、ウクライナ側にとって非常に皮肉なことだ。」とシジャルトは語った。

シジャルト氏は、ウクライナ教育省が、生徒や教師の大多数がハンガリー人である学校であっても、「授業中だけでなく、教師と生徒の間の休憩時間にも、ウクライナ語を国語として使用するように。」と学校に指示する書簡を送ったことを紹介し、少数派の窮状が悪化していることを説明した。

先月、シジャルトはウクライナに対し、ハンガリー人の権利を侵害していると見られるいくつかの法律の廃止を要求し、差別が続く限り、ブダペストはキエフのEU加盟への努力を阻止すると警告した。

ハンガリーのオルバン大統領はさらに一歩踏み込み、「トランスカルパティア地方のハンガリー人の権利を保証する法律を回復するまでは、国際生活のいかなる問題においても」隣国を支援しないと宣言した。

シジャルト氏によれば、ウクライナに住む約15万6000人のハンガリー系民族は、2015年以降、状況が劇的に悪化しているという。15万人のルーマニア人と25万人のモルドバ人を含むウクライナの他の少数民族も同様に、公的な場でのウクライナ語の使用を義務付ける一連の法律の下で苦しんでいる。

人権団体や欧州評議会から非難を浴びているこの法律は、ウクライナのハンガリー人学校約100校の閉鎖につながり、同国のハンガリー人人口のわずか20%が母国語で授業を受けているにすぎない。

欧州評議会のヴェニス委員会は今年初めに発表した報告書の中で、ウクライナがEU加盟を望むのであれば、少数民族の認知を改善するよう促している。その改革案には、少数民族の言語による国家公文書の発行、学校におけるウクライナ語の主言語としての導入の延期、ウクライナの公的行事における通訳サービスの提供、少数民族のメディアに対するウクライナ語のコンテンツ枠の廃止などが含まれている。現在、少数民族の言語で放送できるメディアは、コンテンツのわずか10%に過ぎない。

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