2023年11月10日金曜日

北極圏のエネルギープロジェクトの中止を狙うアメリカ

https://www.rt.com/business/586890-us-kill-arctic-lng-russia/

2023/11/9 11:01

ワシントンはアジアがモスクワに依存するのを阻止しなければならない。

ジェフリー・パイアット米国務次官補(エネルギー資源担当)によると、ホワイトハウスはロシアの北極圏LNG2エネルギープロジェクトを潰す。

ギダン半島北部のプロジェクトは、ロシアの独立系LNG生産会社ノヴァテックによって運営されている。LNGトレインは3系列で、年間生産能力は合計1,980万トン。第1系列は7月に稼働を開始し、残りの2系列は2024年と2025年に予定されている。

水曜日の上院外交委員会で、ウクライナにおけるアメリカの国家安全保障上の利益について公聴会が開かれ、パイアットは次のように述べた。

「先週、我々はノヴァテックの主要プロジェクトである北極圏LNG2に対して新たな制裁を科した。」

「我々の目的はこのプロジェクトを潰すことだ。」と強調。このプロジェクトはロシアを世界最大のLNG輸出国にする目的で立ち上げられたと主張した。

パイアットによれば、米国とG7やそれ以外の同盟国との協力によって課された制裁によって、ロシアの計画は妨げられた。

パイアットは言う。

「ロシアのエネルギーに出資し、依存してきた国々との協力が、特にEUでかなりうまく行われている。」

「我々は引き続き、アジアに焦点を当てる。価格キャップ連合が役立つ。」

パイアットによれば、EUとG7諸国が12月に発動したロシア産原油の海上輸出に対する1バレルあたり60ドルの価格上限は、モスクワのエネルギー収入を削減する一方で、ロシア産原油を世界市場に維持し、さらなる不安定化を回避することに成功したという。

今週初め、日本の西村康稔経済相は、北極LNG2プロジェクトに対する制裁は日本のビジネスに大きな悪影響を及ぼす可能性があると述べ、東京は安定したエネルギー供給を維持するためにG7と協力すると付け加えた。

日本はこれまで、サハリンと北極圏におけるロシアのLNGプロジェクトを制裁対象から除外し、建築・エンジニアリングサービスの提供を続けてきた。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム