2023年11月16日木曜日

ラブロフさんインタビュー要点

https://www.rt.com/russia/587341-lavrov-rt-interview-recap/

2023年11月15日 21:02

イスラエルの安全保障、アフリカの目覚め、欧米支配の終焉

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、水曜日に放送されたRTの独占インタビューに答えた。会話の主な内容は、イスラエルとハマス間の中東における新たなエスカレーションと、それを解決する可能性のある方法についてであった。外交トップはまた、西側諸国が推進する「ルールに基づく秩序」の崩壊や、台頭しつつある多極化世界、現在進行中のアフリカの「覚醒」、その他の時事問題についても語った。

ガザ紛争に対するロシアの姿勢

モスクワは、中東で続いている敵対行為をできるだけ早く終結させるべきだという立場を維持している、とラブロフは述べた。増え続ける「人道上の問題」を解決することは、状況を改善するために「絶対に必要な第一歩」でなければならない。

「10月7日の大虐殺に対するイスラエルの反応が明らかになったとき、我々はハマスのやったことを強く非難し、同時に国際人道法に完全に従った慎重な対応を即座に求めた。」とラブロフは説明した。

中東における戦争拡大のリスク

第三国が敵対行為に巻き込まれるようなシナリオを描いている人々は、実際には中東地域、あるいはそれ以上のより大きな危機を引き起こそうとしているのかもしれない、とラブロフは示唆した。「これがアメリカの狙いなのかもしれない。」

「アメリカ人は通常、この惑星のある地域にやってくると、自分たちが管理できると信じている混乱をもたらし、民間人の犠牲者をもたらす。ベトナム、アフガニスタン、イラク、リビア、シリアの例を挙げるまでもなく、民主主義をもたらすと宣言したこれらの地域のどこも、イラクの時のように、偽りの口実で介入され、良くなったところはない。」

これまでのところ、地域の主要なプレーヤーは、

「ガザがパレスチナ人が住み続けるべき場所とみなされなくならない限り、より大きな戦争への意欲はないことを示している。イランもレバノンも、この危機への関与は望んでいない。」

パレスチナ国家の建設は避けられない

中東の紛争を長期的に解決する唯一の方法は、それぞれの国連安保理決議を履行し、独立したパレスチナ国家を創設することだ、と外交トップは説明した。そのような国家を創設することは、イスラエルにとっても最善の利益となる。モスクワは何年も前から、西エルサレムの安全を買うことはできないと伝えてきた。」とラブロフ氏は指摘した。

「パレスチナ国家の誕生は避けられない。私たちは皆、深呼吸をして、どうやってガザを復興させるか、どうやってガザから誰も追放されないようにするか、ガザに住んでいた人たちがエジプトやヨルダンに移動しないようにするか、考えなければならない。」とラブロフは語った。

西側優位の時代は終わった

同大臣はまた、台頭しつつある多極化世界と西側支配の終焉についても語った。

「西側諸国は5世紀以上にわたって世界の主導権を握ってきた。この時代は終わった。この時代が多極化に取って代わられるには時間がかかる。彼は、中国、インド、イラン、湾岸諸国、ラテンアメリカを、発展しつつある新たな中心国のいくつかとして挙げ、そのすべてが、この差し迫った多極化した世界においてより良い役割を持ちたいと考えている。」と述べた。

アメリカは、人類全体のために独自の新しい世界秩序を作ろうとしているが、それは「優越コンプレックスと分析不足に基づくものである」と同大臣は指摘。西側のいわゆる「ルールに基づく秩序は、ワシントンの利益のための隠れ蓑にすぎないことが証明されている。」と付け加えた。

「アメリカはルールを作り出し、アメリカの利益になる限り、誰もがそれに従わなければならないと主張する。他国がアメリカよりも少し効率的になると、ルールは変更される。」

アフリカの目覚め

外相はまた、7月にサンクトペテルブルグで開催されたロシア・アフリカフォーラムについても回想した。アフリカ大陸が「植民地主義から目覚めたのはずっと昔のことだが、現在アフリカは目覚めの次の段階を迎えており、資源を先進国に流し込むのではなく、自国の富の正当な分配を望んでいる。」と彼は説明した。

「アフリカはもはや、自国の豊かさを享受できないような豊かな大陸にはなりたくない。」と彼は締めくくった。

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