ロシア産ズワイガニが日本市場に殺到
https://www.rt.com/business/588421-japan-russia-crab-flood-prices/
2023年12月 3日 13:29
日本経済新聞が報じたところによると、制裁措置による貿易の軸足により、東方への出荷が増加し、冬の珍味であるズワイガニの日本での価格が急落しているという。
日本経済新聞が土曜日に報じたところによると、ロシアからの輸入が急増しているため、日本でのカニ肉の価格が劇的に下落している。
日本の総輸入量に占めるロシア産カニ肉の割合は、2022年と2021年の同時期にはそれぞれ64.8%と5%であったのに対し、今年第1〜3四半期には68.8%に達したと報じられている。この期間に、日本はロシアから246億円(1億6,700万ドル)相当の製品を358億円(約2億4,400万ドル)相当のカニ肉を輸入した。
ロシア産ズワイガニは現在、日本の卸売市場で1キログラムあたり約2,000円(14ドル)で取引されており、2022年の平均と比べて33%下落している。
カナダ産は1kgあたり1,800円、ノルウェー産は1kgあたり1,900円前後で取引されており、それぞれ昨年の平均価格から32%、51%の大幅下落となっている。ロシア産のタラバガニは1kgあたり約5,000円で販売されており、2022年の平均価格から38%のディスカウントとなっている。
高級品として扱われる日本産のカニ肉の卸売価格は1キログラムあたり1万5千円から1万6千円で、昨年より2割近く高い。
「消費者は国産のカニを輸入カニとは異なる商品として見ているため、両者間の競争は見られない。」と日本市場に詳しい関係者はメディアに語った。
かつてロシア産カニ肉の最大の消費国であったアメリカは、ウクライナ紛争をめぐりモスクワに課された制裁措置の一環として、2022年3月にロシアからの水産物、ウォッカ、ダイヤモンドの輸入禁止措置を導入した。この禁輸措置により、ロシアの生産者はアジア市場、特に日本への供給を余儀なくされた。
日本は2022年4月にロシア産水産物の関税を引き上げたが、輸入禁止は卸売りを対象としていない。ロシアのカニ肉をブラックリストに加えることは、「日本の水産加工業に大きな影響を与えるだろう。」と、日経が引用した日本の水産庁の担当者は述べている。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム