2023年12月7日木曜日

スコット・リッター:冬の停戦がなく窮地に立たされるウクライナ

https://sputnikglobe.com/20231206/scott-ritter-zelensky-in-dire-straits-as-ukraine-wont-get-operational-pause-in-winter-1115426496.html

ゼレンスキーが、米上院の極秘ブリーフィングへのビデオ出席を突然キャンセルした。この土壇場でのハプニングは、ウクライナの電力事情と関係があるのか。

ゼレンスキーはウクライナの最新情勢についてアメリカの下院議員に報告し、ウクライナのために600億ドル以上を拠出するよう促すはずだった。

同じ日、上院はウクライナ支援法案を却下した。民主党が共和党の国境改革案を突き放した。共和党は、国境法案に盛り込まれない限り、キエフへ支援は支持しないと明言した。、ウクライナ軍事パッケージはほぼ出尽くした。NATOがゼレンスキーに会談の開催か、接触線沿いの紛争の凍結を求めているという噂もある。キエフ政権は冬の季節に一時停止を余儀なくされるのか?スコット・リッター氏はスプートニクに語った。

「ウクライナは膠着状態まで戦ったと言いたい。西側は、ウクライナが膠着状態まで戦っていない。昨年の冬、ウクライナ軍はハリコフとケルソンで勝利を収めた。ロシア軍は30万人の兵力を動員して防衛を固めた。ウクライナ軍総司令官ヴァレリー・ザルジニーが作戦を計画するための間があった。12個旅団を編成し、装備を整え、反攻の準備をした。9個旅団を編成する余裕があった。」

「今、ロシア軍は準備が整っている。30万人が訓練されている。大半は戦場に投入されていない。それに加えて、45万人以上の志願兵と契約兵が招集された。ロシア軍は、すべての装備と資質を備えた完全戦力である。作戦の中断はない。ウクライナ側に現状に代わるものは何もない。10代の若者や妊婦をつかまえて戦場に投入し、穴を埋めようとしている。西側は資金不足に陥っている。装備もない。ロシアはウクライナに一息つくチャンスを与えるつもりはない。ロシアの目的は、ウクライナ人を疲弊させることだ。今、我々はそこにいる。」

キエフ政権は窮地に立たされている。欧米の援助が必要だが、減額されたり遅れたりしている。ゼレンスキーはウクライナ軍幹部と対立し、国民はゼレンスキーへの信頼をますます失っている。アメリカもEUも来年の選挙を控えており、国内のニーズに焦点を移す必要がある。イスラエルが、ガザでの戦争を続行する決意を固めている。アラブ諸国での抗議の高まりや、ガザ地区で民間人の死傷者が山積みになっていることに対する欧米のパートナーの不安が高まっているというのに。

リッターによれば、誰もウクライナに一時停止を与えようとはしない。モスクワは建設的な和平交渉に前向きであることを繰り返し明らかにしているが、キエフのイニシアチブがなければ紛争は長期化する、とリッターは考えている。

「ウクライナ軍が撤退し、戦線に穴が開くことで、戦場での結束力が失われる。ウクライナ軍は、非常に短期間のうちに、より防御的な陣地へと後退せざるを得なくなる。それ自体が非常に困難な軍事行動であり、ロシアはそれを利用する。この冬はウクライナ人にとって死と破壊の冬となる。ロシアは、ウクライナにプレッシャーをかけ続ける。ロシアの目標と目的は非武装化である。非武装化は平和的に行われるはずだった。今は暴力的に行われている。つまり、ウクライナ軍の絶対的な破壊だ。それはこの冬に実現する。ウクライナ軍は完全に破壊される。」

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