アンゴラのOPEC離脱表明で原油暴落
https://www.zerohedge.com/commodities/oil-tumbles-after-angola-announces-it-leaving-opec
2023年12月21日木曜日 - 午後10時29分
アフリカにおける中国のガソリンスタンドとしても知られるアンゴラが、OPECからの脱退を表明した。同国の通信社ANGOPが21日、同国のディアマンティーノ・デ・アゼベド石油相の発言を引用して報じた。
同通信は、ジョアン・ロレンコ大統領が率いる閣僚理事会で決定されたと伝えた。ジョルナル・デ・アンゴラ紙もこのニュースを伝えた。
OilPriceによると、アンゴラともう1つのアフリカのOPEC加盟国であるナイジェリアは、今回の会議の前に、他のOPEC加盟国との間で石油生産割当量に関する口論があった。
6月の会合では、アンゴラとナイジェリアはOPEC+協定の一環として、原油生産割当量の引き下げが決定された。
アフリカ諸国の割当量に関するOPEC内の最近の口論は、OPECが最新の会合を数日以内に延期した理由の一つであった。
アフリカのOPEC加盟国であるアンゴラ、コンゴ、ナイジェリアは、2024年の減産を約束させられた。当初予定されていた11月26日の会合では、さらなる減産を迫られる可能性があった。
11月末の会合前、アンゴラはカルテル脱退は考えていないと述べた。
アンゴラのエステバオ・ペドロOPEC総裁は当時ブルームバーグに対し、「そのような方向性は考えていない。」と述べ、アフリカ第2位の生産国であるアンゴラがそこまでしてカルテルを脱退するつもりはないと市場に保証した。
最近の生産枠をめぐる争いを受けて、アンゴラはOPEC加盟を有益と考えていないようだ。 2007年にOPECに加盟したアンゴラは、90億バレルの原油確認埋蔵量と11兆立方フィートの天然ガス確認埋蔵量と推定される未開発の石油・ガス資源を保有した。
このニュースにより、紅海の封鎖が長期化するとの懸念からここ数日買われていた原油は急落し、火曜日の水準に戻った。
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