バイデン、ウクライナ交渉の申し出を拒否

https://www.zerohedge.com/geopolitical/biden-rejects-putins-offer-negotiations-ukraine-issued-tucker-carlson-interview

バイデン、タッカー・カールソン氏のインタビューのでプーチン大統領からのウクライナ交渉の申し出を拒否

2024年2月13日火曜日 - 午前04時40分

先週、タッカー・カールソンがロシアのプーチン大統領にインタビューしたことを受けて、プーチンが西側諸国に対してウクライナ戦争終結の交渉を申し出ていることが本物であることを強調した。「我々は交渉する意思がある」とプーチンは長時間のインタビューでカールソンに語った。プーチンはアメリカ政府に対してこう言った。

「現在のウクライナの指導者たちに交渉のテーブルにつくように言うべきだ。」

ロシアのメディアはこのインタビューを、プーチンが初めて和解につながる『具体的な条件』を提示したと大々的に報じている。

「プーチンのインタビューで最も重要なメッセージは、ロシアはウクライナ紛争の政治的あるいは外交的解決の用意があることだ。それにはアメリカの政治的な意志が必要だ。」

ロシアが戦争に勝利しているため、優位に立っているこの瞬間に、交渉に入る理由が少ないという事実にも、この申し入れの意義がある。この事実だけでも、プーチンの言葉は、真剣な話し合いを始めるための重要かつ本格的な誘いである。

予想されたことかもしれないが、ホワイトハウスはそのようには見ていない。ホワイトハウスの国家安全保障会議のスポークスマンは、プーチンのインタビューに対してニューヨーク・タイムズ紙に、これがロシアの指導者からの本物の申し出であることを示すものは何もないと語った。

「我々もゼレンスキーも、この戦争は交渉によって終結すると信じていると何度も言ってきた。プーチン氏の言葉とは裏腹に、彼がこの戦争を終わらせることに関心があることを示す行動は見られない。もしそうであれば、彼は軍を撤退させ、ウクライナへの絶え間ない攻撃をやめる。」

NSC報道官はまた、おなじみのバイデン政権のトーキングポイントを繰り返し、さらにタイムズ紙に「最終的には、交渉の道筋を決めるのはウクライナ次第だ」と語った。

ウクライナはゼレンスキーが激しく拒否していること、つまり領土の譲歩とクリミアの領有権を永久に放棄しなければならない。たとえゼレンスキーが拒否したとしても、何年もかかるとしても、それは避けられないとプーチンやその関係者は指摘している。

ロシアは今のところ、東部の4つの併合領土に対する支配を軍事的に強固にし、ウクライナの人手と弾薬を前線から流出させ続けることで満足しているようだ。今後の戦争の行方をめぐる計画は、すでにキエフの指導部内で分裂を引き起こし、その結果、ゼレンスキーは大規模な軍と政府の再編成に乗り出した。大規模なウクライナ軍の動員が控えている兆候もあり、これが分裂の引き金となり、ウクライナの街頭で抗議や動揺が起こる可能性もある。

タッカー・カールソンの見方については、ロシアのメディアで報道されたように、「プーチンはこの戦争から抜け出したがっている。」