2024年2月20日火曜日

モロッコの大麻売人らがガザ侵攻を理由にイスラエルの同業者をボイコット

http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=57331

2024年02月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

イスラエルの「チャンネル12」は金曜日、モロッコの麻薬売人らがイスラエル人に対してボイコットを行っていることを明らかにした。

イスラエルの同チャンネルは、「モロッコの大麻売人らは、ガザに対するイスラエルの戦争を背景に、イスラエルの大麻売人らに麻薬を販売することを拒否している」と伝えた。

ウェブサイト「ジャルマク」によると、同チャンネルは「(イスラエルの)シャロン出身の麻薬犯罪人のひとりが、『モロッコの大麻売人は直接であれ仲介人を通してであれ、これ以上我々に大麻を販売するつもりはない』と認めた。

さらにイスラエルの大麻売人は、「モロッコの大麻売人らは戦争を理由に我々に対するボイコットを決定し、戦争以来我々は多くのお金、少なくとも数千万シェケルを失った」と続けた。(1米ドルは約3.6シェケルに相当)

この売人は、「モロッコの大麻」1kgがイスラエルでは30万シェケルで売られていることを明らかにした。また、「モロッコでの麻薬取引に関わるイスラエル人の多くはモロッコの最北部の場所に住んでおり、彼らは地元やイスラエル人の密売人らに助けを求め、海を超えてスペインに逃亡し、そこからヨーロッパに商品を流通させている」と語った。

チャンネル12はモロッコの売人の発言を次のように伝えた。「ガザの住人たちが戦争による飢えに苦しんでいる間は、あなたたちは我々との取引で生計を立てることはできないだろう。他の場所を探しなさい。」

2021年3月、モロッコ政府は大麻の合法的使用に関する法律を承認した。

この法律は、大麻および大麻製品の栽培、生産、加工、輸送、販売、輸出入に関するすべての活動が医療目的および産業目的の認可制度の対象となることを規定している。

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