2024年2月22日木曜日

科学者たちがアルツハイマー病治療薬に警告を発する

https://www.rt.com/news/592785-scientists-warn-alzheimers-drugs-uk/

2024年2月20日 15:53

レカネマブとドナネマブは脳の収縮、腫脹、出血を引き起こす可能性があり、これは致命的であると医師はメディアに語った。

認知症の一種であるアルツハイマー病の治療において、画期的な新薬と期待されている薬物には、有益性を上回る危険性がある、と科学者たちが日曜日にイギリスのメディアに警告した。

英国の規制当局は、昨年米国の規制当局によって承認されたルカネマブと、現在承認待ちのドナネマブの承認の可否を来週決定する予定である。 

患者の灰白質にあるアミロイド蛋白を除去することで認知機能の低下を遅らせるとメーカーは言う。この薬は、患者の脳を縮小させることでも知られており、この薬を投与された患者の3分の1もが、ガミロイド関連画像異常(ARIA)と分類される副作用(脳の腫れや出血を含む総称)を経験している。

米国食品医薬品局は、レカネマブの製造元であるエーザイ社に対し、重篤な副作用の可能性を示す「ブラックボックス警告」を添付文書に記載するよう求めている。

ARIAを示すMRIスキャンを見ると、脳卒中やある種の外傷性脳損傷を受けた患者のMRIスキャンを見ることを思い出します」h ロンドン大学精神衛生研究所のロブ・ハワード教授は記者団に語った。アメリカ国立老化研究所の上級臨床研究員であるマダブ・タンビセッティ博士によれば、最大投与量を受けた患者は、ティースプーン3杯分の脳容積を失っているとのことである。 

医薬品メーカーは、アルツハイマー病患者の認知機能低下をプラセボと比較して27%(ルカネマブ)、35%(ドナネマブ)遅らせる可能性があると宣伝しているが、これは18段階のアルツハイマー病症状評価スケールで0.45ポイントの改善に過ぎない。この薬の宣伝資料でさえ、すでに失われた記憶や認知機能を回復させることはできないと認めている。

脳の縮小はアルツハイマー病の指標と考えられており、根本的な病態を悪化させる可能性のある治療法の有用性に疑問を投げかけている。臨床試験データによれば、ARIA患者の中には、薬物治療を受けていないアルツハイマー病患者の5倍もの認知能力の低下を経験した者もおり、レカネマブの臨床試験に参加したある女性は、7cmの脳出血で入院中に死亡した。 

2021年に承認されたアルツハイマーの奇跡の治療薬と称されたアデュカヌマブも、今年中に製造中止となる予定だ。臨床データのレビューによれば、高用量の薬剤を投与された患者は、プラセボを投与された患者の15倍以上の確率で脳腫脹を経験し、ほぼ3倍の確率で脳出血を経験したという。

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