パキスタン上院議員:「米国は無知と傲慢によって衰退している
米国がアフガニスタンとイラクで失敗し、今日「衰退」している理由は、その「無知と傲慢」にあると、パキスタン上院国防委員会のムシャヒド・フサイン・サイード委員長はスプートニクに語った。
「アメリカの対アジア政策は、無知と傲慢の組み合わせに基づいていることがある。傲慢さとは、大国だから、超大国だから、自分たちは何でも知っていると思い込んでいることだ。しかし、そうではない。他国の文化や価値観を知らない。また、無知でもある。これがアフガニスタンで失敗した理由であり、イラクで失敗した理由だ」とサイードはインタビューで語った。
これらは、米国が現在 "衰退している "理由と同じであり、以前からそうであった、と彼は付け加えた。ジョージタウン大学で修士号を取得し、インターンとして米国議会で働いていた。しかし、それ以来アメリカは大きく変わり、彼が知っているアメリカは「違った。」
「私が知っているアメリカは、外国人を歓迎する、とても強く包容力のある社会だった。かつては多文化・多宗教だった。今、アメリカでは多くのパラノイアと外国人嫌いが見られる。中国の脅威、ロシアの脅威、イスラムの脅威などというのはナンセンスだ。彼らは50年代に戻ろうとしている。だから、私にとって現代のアメリカは、とても奇妙で、排他的で、分裂的なアメリカだ。」
2001年10月、アメリカ主導の連合軍はアフガニスタン侵攻を開始した。しかし、2021年8月にタリバンがアフガニスタンで政権を握り、アメリカの支持する政府の崩壊を引き起こし、ワシントンの軍隊撤退を加速させた。同年8月31日、米軍はアフガニスタンからの撤退を完了し、20年にわたる軍事プレゼンスは終了した。
2003年3月、米国主導の連合軍は国連安全保障理事会の決議なしにイラクに侵攻した。その結果、ランセット誌の調査によれば、2006年10月の時点で、戦争に関連した超過死亡者数は65万4965人に達した。米軍は2011年12月にイラクから撤退した。にもかかわらず、今日に至るまで、米軍と連合軍はイラク国内に軍事基地を置き、注目に値する軍事的プレゼンスを維持している。
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