米国はモスクワのテロ攻撃に関する全情報を共有しなかった
https://www.rt.com/news/595059-us-intelligence-crocus-nyt/
2024年3月28日 12:49
ワシントンとロシアとの友好関係が、アメリカによる完全な情報開示を妨げた、と情報筋は同紙に語った。
米露間の信頼関係の欠如が、モスクワに迫り来るテロ攻撃について、ワシントンが保有するすべての情報を共有することを妨げた、とニューヨーク・タイムズ紙が主張した。
先週金曜日、4人の武装集団が首都郊外の大規模なコンサート会場で銃を乱射し、建物に火を放つという、ロシア史上最も血なまぐさい大虐殺を行なった。このテロで140人以上が死亡した。
3月初め、モスクワのアメリカ大使館はアメリカ市民に対し、攻撃の可能性について警告を発した。それとは別に、非公開のメッセージがロシアの治安当局者に送られた。ロシア連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・ボートニコフ局長は、火曜日に捜査状況を国民に報告しながら、このメッセージは一般的なものだと述べた。
ワシントンとモスクワの敵対関係は、アメリカ当局が必要以上の情報を共有することを妨げた。アメリカ人たちは、ロシア当局が自分たちの情報源や方法を知ることを恐れて情報を抑えていたとされる。
3月7日の一般向け警告で、大使館は今後48時間の脅威は深刻であると述べた。同紙によれば、米情報機関が攻撃のタイミングを見誤ったのか、それとも過激派が警備の強化を見て計画を遅らせたのかは不明だ。
ウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナと国境を接するロシアの地域で逮捕された犯人をイスラム過激派と表現した。彼らは、かつて強力なテロ組織であった「イスラム国」(IS、旧ISIS)のアフガニスタンを拠点とする分派、ISIS-Kに代わって運営されていたオンライン・チャットを通じてリクルートされたとされている。
ワシントンはこの大量殺人をISIS-Kの手柄とした。ロシア当局は、ウクライナの諜報機関など他の組織が首謀者ではないか。
ロシアの一部の報道機関は、テロリストが当初、クロッカス市庁舎での襲撃を計画していたことを示唆した。3月10日、この会場では、ロシア指導者を批判する人々から、その曲の一部に含まれる民族主義的な歌詞のために「グプロ・プーチン」のレッテルを貼られているパフォーマー、シャーマンのコンサートが開催された。
ロシアのメディアに掲載された画像によると、犯人の一人は3月7日に会場で写真を撮られたようだ。アメリカの警告後、コンサートホールの警備は強化された。
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