ドイツ緑の党、脱原発推進は嘘だった
https://www.rt.com/news/596584-germany-greens-nuclear-power/
2024/04/25 17:07
環境保護主義の熱狂的な支持者たちは、自分たちの意図に合うように専門家の結論を操作した。
キセロ誌が木曜日に報じたところによると、ドイツ経済省の政府高官は、原子力発電がもはや国内では実行不可能であるかのように見せかけるため、専門家の報告書を意図的に改ざんした。
同メディアは、裁判所命令によって入手した内部文書や電子メールを引用し、長年にわたって緑の党の高位にいる脱原発推進派は、自分たちのイデオロギー的信念に反する報告書があれば、それを隠蔽したり、改ざんしたりしたと主張している。
2011年3月の日本の福島原子力発電所の事故後、ドイツ議会は国内の同様の施設をすべて停止させることに賛成した。2023年4月、ドイツで稼働中の最後の3つの原子力発電所が停止する。
記事の中でキセロは、当時経済省と環境省の事務次官だったパトリック・グライヒェンとシュテファン・ティドウが、ドイツの原発の運転期間延長を危険なものであるかのように見せかけるために重要な役割を果たしたと主張している。
2人は共謀して、この仮説に反論する技術報告書をそれぞれの上司に知られないようにした。記事によると、2022年3月付けのこれらの文書には、ロシアのガス輸入が激減しているため、原子力発電所の運転期間を延長すれば、ドイツのエネルギー部門の悲惨な状況を緩和し、次の冬の価格高騰を防ぐことができたと明確に指摘されている。
この結論に不満を抱いたグリーン上層部は、文書を書き換え、残りの原発の運転延長は技術的安全保障上の理由で容認できないというメッセージを押し付けた。
キケロは、ロバート・ハベック経済相が見たのは報告書の手直し版だけで、オリジナルは見ていない可能性が高いと主張している。
迫り来るエネルギー不足の危機に直面したオラフ・ショルツ首相は10月17日、経済・環境両省からの警告にもかかわらず、残る3基の原子力発電所に対し、冬期も稼働を継続するよう命じた。キケロが指摘するように、原子力発電の全廃に向けた全体的な流れは変わっていない。
エネルギー価格が上昇するなか、ドイツの産業部門はますます不利な立場に立たされている。
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