2024年4月22日月曜日

ゼロヘッジ:イランはイスラエルの攻撃を嘲笑する

https://www.zerohedge.com/geopolitical/toys-not-drones-iran-continues-mocking-israels-attack-contrasting-narratives-emerge

イラン:ローンではなくおもちゃ

2024年4月21日(日)午前10時20分

イランは、金曜日の早朝にイスラエルが行った限定的な攻撃をあざ笑っている。イランのホセイン・アミラブドラヒアン外相は、NBCとの新たなインタビューで、核エネルギー施設を抱えるイスファハン市を中心とした攻撃に関する西側の初期報道の多くを「正確ではない」と否定した。

「昨夜起きたことは空爆ではない。」とイランの外交トップは主張した。彼は、この攻撃は単に2、3機の小型無人偵察機によるもので、「無人機ではなく、子供のおもちゃだ。」と主張した。

彼は、UAVはすべてイランの対空防衛によって破壊され、イラン国内から離陸したとさえ主張し、攻撃が代理人によって行われたことを示唆した。

イラン国営テレビは、攻撃が展開された真夜中過ぎに、「3機の無人機がイスファハン上空で観測された。防空システムが作動し、上空でこれらの無人機を破壊した」と報じた。

イスラエルのメディアは、ニューヨーク・タイムズ紙とともに、イスラエルがその気になれば甚大な損害を与えることができるというイランへの強い象徴的なメッセージとして、この件全体が意図されたと伝えている。

木曜日から金曜日にかけてイスラエルが行ったとされるナタンズ核施設付近のイラン防空ミサイル攻撃は、イランのレーダーシステムを回避できるハイテク・ミサイルを使用したもので、イランがイスラエルに直接攻撃を仕掛ける前に二度考えさせるために行われたと、ニューヨーク・タイムズ紙は土曜日に報じた。

同紙が引用した2人の無名の西側当局者によれば、このミサイルは、イスラエルがその防衛をかわし、無力化することができることをテヘランに示すことが目的だという。

イランの2人の当局者によれば、この攻撃はロシア製のS-300防空システムを攻撃したという。彼らは同紙に対し、イランは無人機、ミサイル、航空機による領空侵入を検知していないと述べた。

イスラエルの情報筋によれば、IAFのジェット機はイランの領空外からミサイルを発射することができる。アンマンが紛争に巻き込まれることを懸念してヨルダンの領空は使わなかったという。

「タイムズ・オブ・イスラエルが見た衛星画像は、イスファハンの第8シェカリ空軍基地にあるS-300システムのレーダーが損傷していることを示していた。この画像は、撮影した機関の方針により、直後の公開が許可されなかった。」

欧米の報道機関の中には、これに反する報道もある。CNNの衛星画像分析によれば、攻撃による深刻な被害はほとんどなかった。CNNがUmbra Space社から独占的に入手した衛星画像によれば、イスラエル軍の攻撃目標とされた空軍基地には大きな被害はない。 

合成開口レーダー(SAR)衛星画像は、現地時間午前10時18分頃に撮影された。 

地面には大きなクレーターはなく、破壊された建物も見当たらない。SAR画像では確認できない焼け跡を確認するため、衛星画像を追加で撮影する必要がある。

イラン側は、戦闘機が発射したミサイルが攻撃に使われたことを確認していないし、認めてもいない。

イスラエル政府高官のなかには、報復攻撃としては小さすぎるという意見もある。イスラエルのイタマール・ベン・グヴィール国家安全保障相は、一晩の攻撃を受け、イランへの攻撃は結局のところ「お粗末だった」とツイートした。

イランの指導者たちは、イスラム共和国を攻撃しようとする努力は完全に『失敗』したと宣言し、さらに、イスラエルに攻撃された場合、テヘランは『より強力な』反撃を躊躇しないと警告している。今のところイラン政府高官の戦略は、イスラエルによる大規模な作戦が行われたことを否定するだけのようだ。

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