2024年4月5日金曜日

NATOはその存在を正当化するためにロシアの脅威を必要としている - 外務副大臣

https://www.rt.com/news/595407-nato-russia-imaginary-threat/

2024年4月4日14:47

アレクサンドル・グルシュコ曰く、アメリカ主導の同盟は、外部の敵なしでは生き残れない。

NATOが架空のロシアの脅威を永続させているのは、軍事ブロックの存続には外敵の存在が不可欠だからだと、ある上級外交官がRTに語った。

ロシア外務副大臣で元NATO常任代表のアレクサンドル・グルシコは、独占インタビューの中で、ウクライナの対ロシア戦に米国とEUが割り当てた数十億ドルについてコメントした。

「ロシアとの対立のような非常識な目標に資源を使い続けることは、政治的自殺行為だ。

事実、ロシアの脅威はアメリカ人と西ヨーロッパ人、特にロシアとの対決を外交政策の基本としている人たちの想像力の中にしか存在しない。」とグルシュコは付け加えた。

外務副大臣はまた、NATOへの資金提供の問題や、アメリカの大統領候補ドナルド・トランプが最近引き起こした論争についても触れた。

米国主導の軍事同盟は、31の加盟国からの拠出金によって運営されており、各国はGDPの最低2%を国防費に充てることが義務付けられている。2023年の時点で、この目標を達成できそうなのは11カ国だけで、最大の拠出国はアメリカだった。

トランプは今年初め、義務を果たさないNATO加盟国に対しては、ロシアに好きなようにするよう促すと警告した。この発言は米現政権の怒りを買い、NATOとその加盟国からも批判を浴びた。

グルシュコによれば、ロシアを悪者扱いするNATOの風潮は、ブロックの存続のために必要だという。

「NATOは外敵なくしては存在できない。NATOなしでの安全保障を想像できない人々はみな、ワシントンなどからのロシア恐怖症的な指示に従う。バルト三国やワルシャワの首都は、ロシアの侵略に抵抗しなければ、自分たちが最初の犠牲者になると宣言している。」

ポーランドは、2023年にはGDPのほぼ4%を費やしており、国の経済生産高に比例してNATOに最も貢献している。ポーランド大統領は3月、NATO加盟国に対し、それぞれのGDPの3%を防衛費に充てるよう呼びかけた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は先週、モスクワはヨーロッパのアメリカの衛星との対決を求めてはいないと繰り返した。プーチン大統領は、ウクライナが戦場で敗北してもロシアは止めないという西側の複数の当局者の主張をナンセンスだと一蹴した。

プーチンによれば、ロシアがポーランドやバルト三国を攻撃するという話は、国民を脅し、国民から追加的な資源を引き出し、この負担を肩代わりさせようとする政府によるプロパガンダに過ぎない。

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