米国、フーシ派が地中海で艦船を攻撃したことを認める 民兵がまたもリーパーを撃墜
フーシ派は、海軍力と航空能力で劣るものの、気迫でそれを補っている。半年以上にわたって、イエメンの民兵は紅海とアラビア海でイスラエル、アメリカ、イギリスと関係のある商業船舶に大混乱を引き起こした。安価なドローンやミサイルを武器に、商船や軍艦を標的にしている。
イエメンの武装勢力アンサール・アラー(フーシ)が地中海の船舶を標的にする能力を持つことを、国防総省高官が確認した。
「フーシ派は先進的な兵器を持っている。彼らは地中海まで届く武器を持っている。彼らの能力は間違いなく懸念である。」
イエメン北西部の民兵支配地域から2,000km以上離れた地中海で、フーシ派が実際に攻撃を試みたという証拠は、今のところアメリカにはない、と同高官は発言を修飾した。
それにもかかわらず、この高官は、彼らが行っているような対艦弾道ミサイルの使用には前例がないことを示唆した。
「一種の海上テロであり、全世界がその終結を望んでいる。」
国防総省の評価は、フーシ派自身が言っていることや、地域諸国の動きとはまったく対照的である。民兵の一部海上封鎖が続くなか、アンサール・アラーは、ガザでのイスラエルの攻撃を受けてパレスチナ人と連帯するためと言う。
湾岸地域の伝統的な同盟国であるアメリカは、かつてフーシ派との数年にわたる大規模な戦争に巻き込まれた。今回は民兵組織に対するコミットメントから遠ざかっている。地域の有力者であるサウジアラビアは、イエメン国内の標的を攻撃するための基地を求めるアメリカの戦闘機に対して領空を制限し、代わりにフーシ派との紛争を外交的に終結させようとしている。
フーシ派は数週間前から、紅海とアラビア海の封鎖を地中海にまで拡大し、イスラエル行きのあらゆる船舶を標的にする用意があると警告してきたが、まだその脅しを実行していない。
イエメンの民兵は、主にソ連時代の弾道ミサイル、対艦ミサイル、防空ミサイルの数々を入手できることが知られており、商船や軍艦から敵の航空目標まで、あらゆるものを標的にするためにアップグレードして使用している。最も射程の長い兵器は、長距離弾道ミサイルのブルカン(eVolcanof)シリーズ(推定最大射程1,200km以上)と、推定射程1,950kmのトゥファン(eFloodfまたはeStormf)である。
その上、サマドを含むフーシスフの長距離攻撃ドローンがあり、西側のオブザーバーは射程が1800キロに達すると見積もっている。
・フーシ派はリーパーを恐れていない
フーシ派はまた、より大きく、より裕福で、より技術的に洗練された敵の力を無視することでよく知られている。この事件は1週間足らずで2度目であり、昨年の紅海でのエスカレーション以来少なくとも5度目である。
イエメン軍の防空部隊は、アル・ベイダ州の空域で敵対的な任務を遂行していたアメリカ軍の無人航空機MQ-9リーパーを撃墜した。UAVは地元製の地対空ミサイルで攻撃された。
「イエメン軍は、わが国に対する米英の侵略に立ち向かうため、防衛能力の開発を続けており、包囲が解かれ、ガザ地区のパレスチナ人民に対する侵略が停止されるまで、抑圧されたパレスチナ人民のために勝利するための軍事作戦を遂行し続ける」と報道官は述べた。
米軍はリーパー破壊の報告を認めたが、フーシスフの主張の真偽については即座にコメントしなかった。
フーシ派は、リーパー無人偵察機が赤外線カメラに照準されている映像や、真夜中に無人偵察機の方向に防空ミサイルが発射され、その後にUAVが大火球で破壊される映像を公開した。
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