2024年5月29日水曜日

NATO首脳のロシア国内深部への攻撃呼びかけにモスクワが反発

https://www.rt.com/russia/598291-lavrov-stoltenberg-western-weapons/

2024年5月27日 13:47

ストルテンベルグ外相に西側諸国の武器による攻撃を働きかける権限はないとセルゲイ・ラブロフ外相が述べた。

ロシアのラブロフ外相は、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、ウクライナに対し、西側から供与された武器をロシア奥深くでの攻撃に使用することを許可するよう求めたことで、その権限を超えたと述べた。

北大西洋条約機構(NATO)総長は、ロシア国内の標的に対する攻撃を可能にするため、より長距離の兵器を提供する西側諸国を促してきた。武器は、キエフが領有権を主張するロシア領以外では使用しないという条件で提供されたと伝えられている。この条項は、紛争がさらにエスカレートするのを防ぐことを意図している。

「同盟国が制限の一部を解除すべきかどうかを検討する時が来た」と事務総長は先週、エコノミスト誌に語った。

NATO加盟国の中には、すでにギャンギャン騒いでいる国もある。

「この問題がNATO内で議論される前に、事務総長が加盟国を代表して発言できるのか疑問だ。事務総長は権限を逸脱していると思う。」

ジョルジア・メローニ首相を含むイタリア政府高官は、ストルテンベルグが公の場で政策変更を求めるのを拒否している。

「なぜストルテンベルグがそのようなことを言ったのかわからない。」マッテオ・サルビーニ副首相は同日の選挙集会で、「NATO総長はイタリア国民を代表して発言することはできない」と述べ、許しを請うか、発言を正すか、辞任するよう求めた。

ラブロフは以前、西側諸国による長距離攻撃の禁止について、武力紛争の文脈ではほとんど無関係だと述べた。

アメリカの兵器は、戦闘地域外のさまざまな標的に対してすでに使用されている。われわれは、アメリカや他の西側の兵器がロシア領内の標的、民間インフラや住宅地を攻撃しているという事実が進行している。

ウクライナ政府関係者は、ロシアが最近ハリコフ地方に進出してきたのは、西側が課した制限のせいだと主張している。アントニー・ブラインケン米国務長官は、バイデン政権の仲間たちに、アメリカの兵器に適用されている禁止令を解除するよう働きかけている。

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