2024年7月11日木曜日

ゼロヘッジ:ウラン株が急騰 カザフスタンの新鉱物税がウラン価格上昇を促進 

https://www.zerohedge.com/markets/uranium-stocks-soar-new-mineral-tax-kazakhstan-will-drive-higher-uranium-prices

2024年7月11日木曜日 - 午前03時45分

BMOキャピタル・マーケッツは、世界最大のウラン産出国であるカザフスタンで採掘税がサプライズで引き上げられたことで、将来の供給増加が制限されると指摘。

インタファクス通信が最初に報じたように、カザフスタン政府は、2023年に導入された従来の6%定率のMETに代わり、ウランに対する新たな鉱物資源税(MET)を導入した。

新規定によると、新しいMET率は2025年の6%から9%に引き上げられる。最大の変更は2026年以降で、政府は生産高とスポットウラン価格に基づいて計算される2段階のMETを導入した(下表参照)。

BMOのアナリスト、アレクサンダー・ピアースによると、新鉱物採掘税は2023年に引き上げられたことを考えると驚きだという。h また、「新税率は限界税率ではないため、新鉱山税は大規模な採掘資産にペナルティーを課し、最大20.5%(4ktU以上、または10.4Mlb U3O8以上の場合は18%、さらにウラン価格が110米ドル/ポンド以上の場合は2.5%)の潜在的なMETを課す」とも指摘する。

ピアース氏はキャッシュフローへの潜在的な影響を計算し、新しいMETはカザトムプロムのNPV10%に5〜10%、2025年のEBITDAに最大5%の影響を与える可能性があり、「2026年以降のEBITDAへの影響は〜8〜12%になる可能性がある」と結論づけている。

より重要な点として、新料金は「カザトムプロムにとって増産のインセンティブが弱くなるように思われ、ウラン価格の上昇に対するペナルティが生産量よりも少なくなるため、ウラン価格の下支えになる可能性がある」と同氏は警告する。

要するに、生産量に連動する率が6%から18%に上昇し、さらにウラン価格に連動する率が2.5%上昇するため、将来の増産意欲が減退する可能性があるという。

新税のニュースが市場全体に広まる中、水曜日のS&P/TSX総合指数の上位銘柄は、ネクスジェン・エナジー+6.8%、デニソン・マインズ+6.8%、カメコ+6.6%を筆頭に、すべてウラン鉱山株であった。米国トレーダーのウラン株もすべて大幅高で、CCJ、UEC、URA、URNMなどが急騰した。


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