クルスクの核状況は深刻 - IAEA
2024年8月27日 14:20
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は火曜日、記者団に対し、ロシアのクルスク原子力発電所近辺で行われている軍事行動は、核兵器事故のリスクをもたらすと述べた。
高官は月曜日、キエフが今月初めに大規模な侵攻を開始した場所に近い、クルスク地方のクルチャトフ市にある施設を訪れた。ロシア当局は以前、ウクライナ軍がこの施設をドローンで狙っていると非難しており、そのうちの1機が先週、使用済み燃料を保管する施設の隣に落下した。
グロッシ氏は、クルスク原子力発電所は古い設計であり、より近代的な原子力発電所が備えているはずのいくつかの保護機能が含まれていないと繰り返し述べた。例えば、4基の原子炉に飛行機が衝突するような大事故が起きた場合に、原子炉を遮蔽するドームがない。
国連監視団の団長は、クルスク原発をチェルノブイリ原発と比較したことについて、クルスク原発での事故が1986年のチェルノブイリ原発事故と同じ規模になると解釈すべきではないとコメントした。グロッシ氏は、原子力発電所はリスクを軽減する決意を持っていると述べた。
「この紛争や戦争はIAEAの責任ではない。IAEAの責任とは、原発事故が起こらないようにすることだ。」
常識的で単純なことだ。
訪問に先立ち、グロッシはロシア地域の動向を注視しており、今回の訪問でIAEAは国際社会のために原発の安全性について独立した評価を行うことができると述べた。来週にはウクライナを訪問する。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム