2024年9月9日月曜日

マドゥロのライバル、ベネズエラを離れスペインへ

https://www.rt.com/news/603689-maduros-rival-venezuela-spain/

2024年9月8日16:38

ベネズエラでの複数の犯罪で告発されたエドムンド・ゴンザレスが、国外への安全な出国を認められた。

先の大統領選挙でニコラス・マドゥロ大統領の主なライバルであったベネズエラの野党人物、エドムンド・ゴンザレスが、政治亡命が認められると予想されるスペインに向けて出国した。

75歳の政治家は日曜日にスペイン空軍機で国外に避難した。スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相は、ゴンザレス氏はすでに同国での政治亡命を希望しており、マドリードはそれを認めると述べた。

ベネズエラのデルシー・ロドリゲス副大統領は、「カラカスは、この政治家がいくつかの犯罪で告発されているにもかかわらず、国の平穏と政治的平和のために、この政治家を海外に安全に脱出させることに同意した」と述べた。出国が合意される前、この政治家は「自発的難民」としてスペイン大使館に不特定期間滞在していた、とロドリゲス副大統領は声明で述べた。

ゴンザレスは7月の大統領選挙の直後に身を隠した。全国選挙評議会の公式発表によれば、マドゥロは52%の得票率で勝利した。しかし、野党はカラカスの不正投票を非難し、実際にはゴンザレスが約67%の票を獲得し、真の勝者であったと主張している。

野党候補は、マドゥロ大統領の勝利を認めないEUや他の数カ国とともに、アメリカの支持を受けていた。しかし、中国やロシアを含む他の国々は、当選した大統領を支持し、投票結果を承認した。

9月初旬、ベネズエラ当局は、ゴンザレスを、法律に背く扇動、公文書偽造、公権力簒奪、共謀、犯罪結社、妨害行為など複数の罪で告発し、野党の人物に対する逮捕状を発行した。

カラカスにあるアルゼンチン大使館には、ベネズエラの野党関係者6人が立てこもり、現地の治安部隊に包囲されている。ベネズエラとアルゼンチンは大統領選挙の直後に国交を断絶した。

大使館の敷地はブラジルが管理しており、ブラジルは同国における利益を代表する権限を与えられている。しかし、土曜日、カラカスは、大使館がマドゥロかロドリゲスの暗殺計画の中継地点として使われている証拠を理由に、その許可を取り消した。ブラジルは、この決定には驚き、アルゼンチンの利益を代表する意向を強くしたと述べた。

ブラジル政府は、ウィーン条約に基づき、アルゼンチン公館の施設の不可侵性を強調する。アルゼンチン公館には現在、ベネズエラからの亡命希望者6人が収容されており、資産や公文書も保管されている。

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