2024年10月15日火曜日

危機的状況にあるボーイング、17,000人の従業員を解雇

https://www.rt.com/business/605609-crisis-boeing-fire-thousands-employees/

2024年10月12日 09:57

航空機メーカー従業員の約1割が職を失う

航空宇宙大手ボーイングの損失が膨らみ続け、ストライキによって売れ筋の航空機の生産が削減されるなか、米製造会社ボーイングは今後数カ月で従業員の約10%を削減する計画を発表した。

ケリー・オルトバーグ新社長兼CEOが金曜日に発表したメモによると、人員削減の対象は一般従業員に加え、役員や管理職も含まれるという。同社は世界中で約17万人を雇用している。

我々のビジネスは困難な状況にあり、我々が共に直面している課題を誇張することは難しい」と、2ヶ月前に経営難に陥っている航空機メーカーのCEOに就任したオルトバーグは語った。彼がCEOに就任した1ヵ月後、33,000人の時間給労働者がストライキに突入した。

私たちは、財務的な現実に合わせ、より優先順位を絞るために、従業員レベルを再設定しました」と彼は付け加えた。

今回の厳しい決断は、会社が競争力を維持し、長期にわたって顧客の注文を遂行する能力を確保するための構造改革を完了させることを目的としている、とCEOは強調した。

さらにオルトバーグは、ボーイングは777X型機の開発計画を2026年まで延期し、767型貨物機の商業生産を2027年に停止すると付け加えた。

今週初め、ボーイング社はストライキを起こした西海岸の工場労働者を代表する労働組合に対し、全国労働関係委員会に不当労働行為を申し立てたと発表した。同社は、国際機械工・航空宇宙労組が4週間の作業停止期間中、誠実な交渉を行わなかったと強調し、交渉状況について組合員に誤った情報を流していたと付け加えた。

労働組合は以前、ボーイングが賃金、退職金制度、休暇・病気休暇の改善を拒否していると表明していた。

金曜日に発表された決算速報では、第3四半期は13億ドルの営業キャッシュ流出が見込まれ、1株当たり9.97ドルの損失を計上するとしている。

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