ロシア、米国系食品大手の資産を国有化
https://www.rt.com/business/605762-russia-nationalizes-assets-us-company/
2024年10月15日 18:17
グラブプロダクトは大統領令により一時的に国家管理下に置かれた
ロシアのプーチン大統領が火曜日に署名した法令によると、米国資本の大手食品メーカーのロシア事業が一時的に国有化された。
持ち株会社Glavproductとその子会社数社、そして3つの缶詰工場が押収され、ロシア連邦財産管理局Rosimushchestvoに引き渡された。政府はまた、グラブプロダクト社の親会社であるプロムセルホジンベスト社(米国籍のユニバーサル・ビバレッジ・カンパニーが所有)も管理する。
ニュースメディア『RBC』によると、Glavproductはロシア生まれの米国人ビジネスマン、レオニード・スミルノフ氏によって1999年に設立された。同氏は1970年代にソ連から移住し、1990年代に新たな市場を求めてロシアに戻った。スミルノフ氏はその後、ユニバーサル・ビバレッジ社を通じてグラヴプロダクト・ブランドの缶詰の生産を開始したと伝えられている。
Glavproduct社の公式サイトによると、同社はロシアを代表する缶詰メーカーで、肉缶詰、コンデンスミルク、魚や野菜の缶詰など500以上のブランドを展開している。
2023年4月、プーチンはロシアを拠点とする外国企業の資産を、銃友好国から一時的に買収することを認める法令に署名した。
当時、ロシムシュチェストヴォは、フィンランドのエネルギー企業フォータムとドイツのウニパーのロシア子会社を対外的に管理するよう命じられていた。
クレムリンによると、この動きはロシア企業の海外資産に対する西側諸国の態度を模倣したものだという。
2023年7月、ロシアはフランスの食品大手ダノンと、デンマークのビール大手カールスバーグ・グループが支配するバルティカ・ブルワリーの現地事業を一時的に国有化した。
ダノネの地元事業はその後、一時的な国家管理から外された。
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