2024年11月27日水曜日

ジョン・キリアコウ:セバスチャン・ゴルカが戻ってきた

https://consortiumnews.com/2024/11/26/john-kiriakou-sebastian-gorka-is-back/
 

2024年11月26日
今回、トランプ大統領は、ナチス政権下で活躍したハンガリーの団体「ヴィテジ・レンド」の宣誓メンバーに対するF.B.I.のセキュリティー・クリアランス審査プロセスを無視することを選択した。
コンソーシアム・ニュース
セバスチャン・ゴルカが戻ってきた。ドナルド・トランプ次期米大統領は先週、ゴルカを国家安全保障会議のテロ対策担当官に指名した。トランプ氏は11月5日の当選以来、政権に悲惨な人事を次々と行なってきた。今回が最悪かもしれない。セバスチャン・ゴルカを覚えているか?
8年前、トランプが大統領に初当選したとき、ゴルカは「国家安全保障問題担当大統領副補佐官」、つまり国家安全保障副顧問に任命され、物議を醸した。これは非常に重要な役職だ。副国家安全保障顧問は大統領を補佐して情報機関全体を管理し、 政権の対テロ活動を管理する。ゴルカはすぐにトラブルに見舞われた。
国務省によれば、ゴルカはハンガリーのネオナチ「英雄の騎士団」(Vitezi Rend)の宣誓メンバーであった。
ゴルカは2012年にアメリカ国籍を取得したばかりで、会員資格は市民権どころか、そもそもアメリカに入国する資格すらないはずだ。
ドナルド・トランプの2017年の就任式で、ゴルカはヴィテジ・レンドの制服とバッジを着用した。タイムズ・オブ・イスラエル紙は、彼がナチスの祖父からそれらを受け継いだと報じている。
ユダヤ系新聞フォワードは、ゴルカがヴィテジ・レンドのメンバーであることを報じた。同紙によれば、ゴルカが生涯忠誠を誓ったことを、同グループの指導者たちが確認している。(ゴルカは複数回のメールによるコメント要請を無視している。)
元移民判事で、現在はペパーダイン大学の国籍法教授であるブルース・アインホーン氏は、ゴルカフ氏の沈黙が物語っている、とフォワード紙に語った。アインホーン氏は、ゴルカフ氏が暴力を助長する人種差別団体のメンバーであるという重大な事実を開示しなかったことは、彼の移民資格と米国市民権主張の両方の正当性を損なう可能性がある、と続けた。このような違反には時効は存在しない。
Forward誌によれば、ヴィテジ・レンドに忠誠を誓った男たちは、小文字のgvをミドル・イニシャルとして、また兄弟愛の秘密のシンボルとして使うことが許される。ゴルカは2008年の博士論文でも、2011年の議会での証言でも、 「Sebastian L. v. Gorka」として、自分の名前に「gv」の記号を使っていた。結局、FBIはゴルカに機密アクセス許可を与えず、わずか7カ月で辞任を余儀なくされた。
今回、トランプはFBIのセキュリティ・クリアランス審査プロセスを無視することを選択し、ゴルカを国家安全保障副顧問兼テロ担当長官に任命すると発表した。期間中だ。この役割には上院の承認は必要なく、厳密には、トランプ大統領はゴルカに最高機密のセキュリティ・クリアランスを与えるだけでよい。
実際、この人事の影響はいくつか出ている。ワシントン・ポスト紙によれば、トランプ第1期の国家安全保障担当官で、国家安全保障副顧問の候補に挙がっていたマイケル・アントンは、ゴルカを待つポジションがあると聞かされ、候補から外れた。
長年トランプ大統領を支持してきたイスラエルのメディアは、あからさまな反ユダヤ主義者がこの権威ある地位に就くことに激怒している。トランプ大統領の国家安全保障移行チームの無名のメンバーは、ポスト紙にこう語っている。「彼との仕事を恐れている。」
選挙後、ゴルカはほとんど沈黙を守っている。旧友で同僚のスティーブ・バノンのインタビューに応じただけで、イスラエルにハマスとの対決方法について助言を与えたという。そのアドバイスとは?一人残らず殺せ。イスラエルに神のご加護を。ユダヤ・キリスト教文明に神のご加護を。
ジョン・キリアコウは元CIAテロ対策担当官で、上院外交委員会の元上級調査官。ジョンは、スパイを処罰するための法律であるスパイ法により、オバマ政権によって起訴された6人目の内部告発者となった。彼はブッシュ政権の拷問プログラムに反対した結果、23ヶ月間服役した。

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