ロシアで活況を呈する歴史関連観光
https://www.rt.com/russia/609920-russia-history-related-tourism-boom/
2024/12/25 12:31
プーチン大統領は、長期的な経済戦略の優先事項として国内観光を挙げている。
ロシアの歴史的な町や都市は、旅行代理店の助けを借りずにオンラインで旅行を予約することを選ぶロシア人に人気の休暇先になっていると、RBKは水曜日に旅行アグリゲーター協会(ATAG)が追跡したデータを引用して報告した。
2024年、9世紀から14世紀にかけて建設されたコロムナ、リビンスク、コストロマ、ロストフ・ヴェリキー、スズダル、シューヤといった都市や町への自主企画旅行の数が急増した。オンライン予約サービスのMTS Travelは、これらの目的地への需要が2倍に急増したことを記録した。
今週初め、ロシア旅行業協会のイリヤ・ウマンスキー会長は、ロシアの「黄金の環」にある都市はルネッサンスを経験しており、宿泊需要は前年比で30%近く増加していると述べた。
ウラジーミル、スズダル、イヴァノヴォ、コストロマ、ヤロスラヴリ、ロストフ・ヴェリキー、ペレスラヴリ=ザレスキー、セルギエフ・ポサードの9つの都市と町がゴールデン・リングで結ばれている。また、クレムリン、修道院、大聖堂などのユニークな建築物もある。
6月、ロシアのプーチン大統領は、長期的な経済戦略における優先事項のひとつとして、国内観光産業の発展を挙げた。サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で、 プーチン大統領は、ロシアのGDPに占める観光産業の割合を5%まで高めるべきだと強調した。
地方当局は最近、観光部門の発展に向けて大きな一歩を踏み出し、ロシアの都市訪問をより魅力的なものにしている。ゴールデン・リング都市連合は、さまざまな音楽、芸術、食の祭典、スポーツ・イベント、ロシアの民俗英雄に捧げる祭典を開催している。また、熱気球や花火に焦点を当てた国際コンテストも開催されている。
ビザの制限や航空便の不足のため、多くのロシア人にとって欧米諸国へのアクセスが悪くなっている中、国内旅行は過去2年間でその魅力を増している。旅行費用の増加にもかかわらず、需要が増加している。ATAGの推計によると、2024年のロシアのホテル1泊の平均費用は前年比20%増となった。一方、鉄道や航空券の価格は2023年と比べて最大30%上昇した。
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