メキシコ大統領、トランプ大統領の「アメリカ湾」提案に反論

https://www.rt.com/news/610604-mexico-sheinbaum-trolls-trump/

2025年1月9日 09:37
クラウディア・シャインバウムは、米国を「メキシコ・アメリカ」と改名することを提案している。

メキシコのクラウディア・シャインバウム大統領は、ドナルド・トランプ次期米大統領が提案したメキシコ湾の「アメリカ湾」への改名に反撃した。

シェインバウムは、アメリカがこの領土の歴史的名称である「アメリカ・メヒカーナ」または「メキシコ・アメリカ」に戻すことを提案した。水曜日の記者ブリーフィングで、ホセ・アルフォンソ・スアレス・デル・レアル前文化長官とともに17世紀の世界地図の前に立っての発言である。

彼女は、今週初めにトランプ大統領がメキシコ湾を「アメリカ湾」に改名すると公約したことに言及していた。

「アメリカ・メヒカーナと呼ぼうじゃないですか。響きがいいでしょ？そうでしょう？」とシャインバウムは言った。彼女はステージに飾られた1607年の地図を指差した。そこには、現在のアメリカ、メキシコ、カナダの一部である北米の領土の初期の姿が描かれていた。

スアレス・デル・レアルは、17世紀初頭にアムステルダムを拠点とするオランダ東インド会社のために製作されたヨーロッパの地図に描かれた地域を示しながら、「メキシコ・アメリカは17世紀以来、（アメリカ）大陸の北部全体の呼称として認識されています」と語った。

トランプ大統領は、フロリダ州からメキシコのカンクンまで続くメキシコ湾の名称を変更する考えを、火曜日にマール・ア・ラーゴで行われた記者会見で明らかにした。トランプ大統領は、デンマークの支配する領土を獲得するための軍事的・経済的手段を排除しないと述べた。

次期大統領は、デンマークのパナマ運河に対する法的権利に疑問を投げかけ、アメリカの国家安全保障にとって「絶対に必要」なものであるため、「放棄すべきだ」と述べた。次期大統領はまた、パナマ運河の支配権を取り戻すために軍事力を行使する可能性も否定しなかった。
違法な国境越えや麻薬密売をめぐり、「メキシコとカナダに非常に深刻な関税を課す」という脅しも繰り返した。

トランプ大統領がメキシコからの輸入品に25％の関税をかけることを計画していることに対し、シャインバウムは以前、メキシコは報復措置を取ると警告し、その罰則は米国に向かう移民や麻薬の流れを止めることには何の役にも立たず、両国においてインフレと失業を引き起こすだけだと主張した。