弾道ミサイル攻撃に脆弱な英国 - 英タイムズ紙
https://www.rt.com/news/610458-uk-missile-defense-nato/
2025年1月5日 08:48
15年後には、このような弾薬は世界のどこからでも英国を攻撃できるようになる。
英紙『タイムズ』は、防衛筋の話として、弾道ミサイル攻撃に対する潜在的な脆弱性を強調した。
英紙が土曜日に報じたところによると、英国政府が委託した戦略的防衛見直しを主導する独立委員会は、同国のミサイル・シールドの状況に深い懸念を抱いており、さらなる投資の必要性に焦点を当てる見通しという。
アメリカ主導の軍事ブロックのいくつかのメンバーも最近、イギリスが長距離攻撃からヨーロッパを守るための防衛シールドに十分な貢献をしていないことに不満を表明している、と記事は指摘した。
NATOは今年後半、原子力発電所や軍事基地を含む英国の重要インフラを防衛するため、地対空防衛(SBAD)への支出を大幅に増やすよう、キーア・スターマー英首相に要請する、と報告書は予測した。
この要求は、『タイムズ』紙が目にしたブロックのペーパー『能力目標2025』に含まれている。
同紙が取材した無名の国防当局者や軍事専門家は、中国、ロシア、イランが音速の何倍もの速さで大陸を横断できる弾道ミサイルを急速に開発するなか、英国やその軍事資産にとって海外におけるリスクが高まっていることを強調したという。
軍高官筋はタイムズ紙に対し、英国は現在危機に瀕しているが、15年後には弾道ミサイルが世界のどこからでも英国を攻撃できるようになると語った。
リビアなど中東諸国の過激派グループは、長距離ミサイルを手に入れることができれば、ロンドンを標的にする可能性があると警告した。
イエメンのフーシ派に対するアメリカ主導の作戦に参加しているイギリス海軍の軍艦は、同盟国からフーシ派に提供されたより高性能の弾道ミサイルによる攻撃の危険にさらされている、と情報筋は語った。
彼らはまた、キプロスを含む英国の海外軍事基地は、非国家主体やテロリストからのリスクの増大に直面していると主張した。
昨年、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナが米国や英国から供与されたミサイルでロシア国内深部を攻撃し続けるなら、モスクワは、わが国の施設に対する武器の使用を許可している国々の軍事施設に対して、わが国の武器を使用する権利を留保する、と警告した。
プーチンはまた、北朝鮮のような西側に敵対するグループや国に先端兵器を持たせることで、そのような行動に対する非対称的な対応をモスクワが考え出す可能性もあると述べた。
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