ペペ・エスコバル:イラン・パキスタン、外交戦線で実際に何が起こっとるんか
2026年7月22日
今週初め、イランのエスカンダル・モメニ内相が大規模な代表団率いてイスラマバード入りしたで。火曜までにシェバズ・シャリフ首相、アシム・ムニール陸軍参謀長、パキスタン側カウンターパートのモフシン・ナクヴィと会談したんや。
これは二つの隣国間のよくある国境・安全保障訪問なんかとちゃうで。一番の注目点は、イラン国営石油会社(NIOC)のトップが同行しとったことや――つまりエネルギー問題(イラン・パキスタン(IP)ガスパイプラインの、ついに実現するかもしれん建設案件やな)、制裁、そして国境越え貿易が、この会談の重要議題やったっちゅうことやねん。
そんで、決定打がこれや。モメニはイラン指導部から戦争についての特別なメッセージを携えとったんや。パキスタン側はわざわざ公にイラン代表団が「良いニュース」持ってきたと言うたんやで。
問題は、この「良いニュース」がどう伝えられたかや。
モメニがイスラマバードに着く前、パキスタンの指導部――文民も軍も――は、彼が最高指導者モジュタバ・ハメネイからの書簡を携行しとると知らされとったんや。
せやのに、到着後モメニはパキスタン側に、実際の書簡は携行しとらんと伝えたんや。せやけど、モジュタバからパキスタン指導部へのメッセージは持ってきとって、それはペゼシュキアン大統領とアラグチ外相が全面的に支持しとるもんやったんや。
このメッセージはイラン・パキスタン関係の重要な諸問題を扱っとって、トランプ政権とテヘランの間のパキスタンによる仲介についても触れとったんや。
このメッセージによると、イランは現在のエスカレーションの段階に対して10日間の一時停止を検討する用意があるっちゅうことやったんや。せやけど、それが実現するには、イランが10日間の一時停止を受け入れた瞬間から、トランプが14項目の覚書(MoU)の全側面(強調はわいが付けたで)について実行を始める必要があるんや。
つまりこういうことや:新たな交渉はなし。ちなみに、これは中国の立場でもあるんや。重要なんはただ一つ、元のMoUに立ち返って、その約束を果たすことだけやねん。
案の定、トランプはこのメッセージの内容を拒否して、イランはパキスタンを通じてトランプがこの唯一の逃げ道を拒否したことを知らされたんや。しかも仲介者らによると、あのナルシストの誇大妄想狂がアシム・ムニールに毎日電話かけて、まさにこの逃げ道見つけてくれと懇願しとった後にや。
メッセージは本当にあったんか?どう伝えられたんか?
ここでややこしい要素が出てくるで。テヘランのトップ筋は次の3点について頑として譲らへんのや。
最高指導者モジュタバ・ハメネイはパキスタンに何のメッセージも送っとらんし、アシム・ムニールを含むパキスタンの誰とも連絡取っとらへん。
もし彼がメッセージを送っとったなら、大臣経由やなかったはずや。普通は大統領(ペゼシュキアン)、国会議長(ガリバフ)、もしくは最高国家安全保障会議書記(ゾルガドル)経由やねん――以前中国やロシアとのやり取りでもそうやったようにな。
10日間の一時停止、そしてその後さらに60?90日間っちゅうこの情報は虚偽で非現実的や。イランはこの件について交渉せえへんし、今後も絶対せえへん。
まあ、テヘランには競合する権力構造がぎょうさんあるっちゅうのは事実やねん。せやから手続き面での食い違いはしょっちゅう起こるんや。そして何を公に認めるかについてもな。ポイントは、パキスタン側にはそんな情報をでっち上げる動機なんぞゼロやっちゅうことや――そんなんしたらイラン側にすぐバレるって分かっとるんやからな。
事実に目を向けなあかんで。ペゼシュキアン大統領は何度も公然と、モジュタバが最終的な権威やと、主要な動きは彼の指導の下で取られとると、そして指導部は現在の危険な「戦争でも平和でもない」状態を終わらせたいと明言しとるんや。
せやから、このメッセージがイラン国家の最高レベルから来て、モジュタバの権威と承認を伴っとったと考えるんは妥当やねん。せやけど本来は日の目を見んはずやったんや。トランプがこれを拒否したっちゅう事実が、この見立てをより一層もっともらしくしとるんや。
さらに言うとくと:イランが時間稼ぎしとる間も、指導部はトランプにとって時間が尽きかけとることも十分承知しとるんや。テヘランでの一致した見方は、国家は莫大な経済的・軍事的圧力を吸収し続けられる一方で、ホルムズ海峡支配を通じて戦争の広範なコストを引き上げられるっちゅうことや――そして今やもう一つの要素も加わっとる:紅海でのイエメンによるサウジアラビア海上封鎖やな。
テヘランの計算は極めて明快や。エスカレーションの段階が続く中、
政治経済的圧力はもう西アジア全域、シーレーン、世界のエネルギー市場に山火事のごとく広がっとるんや。
せやから、パキスタン経由で間接的にトランプへ伝えられたイランのメッセージは、結局同じことなんや:元の14項目のMoUを再交渉なしで全面的に実行せえ。さもなくば長期戦とエネルギー・海上輸送の絶え間ない混乱に備えとけ、破滅的な結果と共にな。
このメッセージがイスラマバード経由でトランプにどう伝えられたかは、本質的な問題やあらへん。もっと細かい層で言うと、貿易・パイプライン・国境の議論は、テヘランの戦争終結条件を伝えるための涼しい外交的隠れ蓑として使われたっちゅうことやねん。
そして肝心な点は変わらへん:テヘランにとっても北京にとっても、MoUこそが本物の取引や。完結した合意やねん。ワシントンはそれを実行せなあかん。なぜなら、もう一回の交渉なんぞありゃせんからや。
イランが総合的な優位を握ることの帰結
サウジ・イエメンの劇場はまだ宙ぶらりんのままや。パキスタンの仲介者らは頑として言うとる:イスラマバードはリヤドに自重せえと伝えた、なぜなら今リヤドが一番望んどらんのは、仲介者やのうて当事者として戦争に引きずり込まれることやからな。
サナアがバブ・エル・マンデブでもっと先へ進むための「指示」なんぞ待っとらへんで。それは典型的な西側通信社のたわ言や。アンサールッラーがやったんは、11年以上続くサウジのイエメン封鎖に対抗することやってん。原則は「封鎖には封鎖を」や。そしてこの封鎖はサウジアラビアだけに適用されとるんや。バブ・エル・マンデブが誰に対しても完全に封鎖されるんは、アメリカがイランの電力網とインフラを攻撃した場合だけやで。
せやから、バブ・エル・マンデブは閉鎖されとるんやのうて、装填されとるんや。
より大きな戦略的現実は議論の余地なしや。イランは今や世界で最も重要な二つのエネルギー要衝の両方に総合的な優位を握っとるんや。
一方、イランは着実に「海賊帝国」をペルシャ湾全域でつんぼ・唖・盲目にしていっとるんや――パトリオットのバッテリー、レーダー施設、給油基地、その他の軍事インフラをクウェート、バーレーン、ヨルダン、カタール、オマーン全域で破壊しながらな。
クウェートは、既存のサウジの枠組みをモデルにしたパキスタンとの防衛協定を必死で結ぼうとしとるで。それはパキスタン軍の兵員、航空機、ドローン、防空能力がエネルギーと、もちろんぎょうさんの金と引き換えに関わってくることになるやろな。サウジアラビアはクウェートにそれをやるよう後押ししとるんや。
トルコ・パキスタン・サウジのより広範な相互防衛の枠組みについても真剣な議論があるで。これがまた別の反イラン策略やないとテヘランを納得させるんは、シーシュポスの苦行になるやろな。
それでも、事実としてペルシャ湾の相当部分が「海賊帝国」への排他的な安全保障依存から距離を置き始めて、アメリカ以外の安全保障の担い手を探しとるんや。パキスタンは今、どこまで踏み込む用意があるか決める立場にあるんや――中国に後押しされて苦労して築いてきた隣国イランとの良好な関係を犠牲にすることなくな。


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