2016年11月16日水曜日

OPECが世界石油需要予測で中・長期見通しを改訂・・・見通しを20ドル引き下げ。

OPEC(石油輸出国機構)が世界石油需要予測(World Oil Outlook)で中・長期見通しを改訂。
いわく、今年のOPEC参考バスケット価格が40ドル、毎年5ドル(バレルあたり)ずつ上昇して2020年に60ドルになるだろうとのこと。
http://www.zerohedge.com/news/2016-11-09/opec-just-knocked-20-its-oil-price-outlook

サウジが原油を汲み出すコストはとても安いのだけれど、石油収入にのっかっている財政コストが高すぎる。40ドル水準が続いたら国家財政がもたない。国家財政がもたないと治安がもたないこともあるけれど、いままでISISのようなスンニ派過激組織に資金を流せなくなるだろうというのが楽しみ。

もしそうなると、スンニ派過激組織の震源地がトルコに移るのかな。しかしトルコは産油国じゃないし、クソみたいな石炭しか掘れないし、鉄鋼生産国ではあるけれど原料の鉄鉱石がないので、世界中からスクラップを買って電炉で溶かしている。そんな高コスト産業国が過激派スポンサリングを続けられるのか?

トルコはともかく、トランプ大統領がプーチン大統領と握手して中東と南アジアから手をひけば(いまやたんなる殺人組織となったCIAは相当抵抗するだろうけれど)あの地域は相当マシになるはずだ。ヒラリーが大統領になっていたら、こんなことは考えられなかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム