2022年11月29日火曜日

ガスプロム、ノルドストリームのパイプラインを休止

https://www.rt.com/business/567310-gazprom-mothball-nord-stream/

2022年11月28日 12:31

ロシアのエネルギー大手ガスプロムは、ノルドストリームガスパイプラインとコンプレッサーステーションを停止する予定。コメルサント紙が月曜日、同社の情報筋の話として報じた。9月にパイプラインのNord Stream 1の両ストリングとNord Stream 2の1ストリングが爆発で損傷し、現在使用できない状態となっている。

同報道では、ポルトバヤとスラビャンスカヤのコンプレッサーステーションからガス圧送装置を移動させず、現場に残すという。これは、パイプラインが復旧した後、急遽、流量を再開するのに役立つ。

エネルギー・金融研究所のアナリスト、セルゲイ・コンドラチエフ氏は同ニュースに対し、「修理のタイミングを見極めるのが難しくなったため、この決定にはメリットがある」と述べた。また、ポルトバヤは独自の機器を使用しているため、他のコンプレッサーステーションへの機器の移設は不可能である。専門家によると、作業は3カ月から5カ月、費用は最大で30億ルーブル(約5000万円)かかる可能性があるという。

ガスプロムがパイプラインを復旧させないかどうかは不明。ポルトバヤのコンプレッサーステーションは、欧米の対ロシア制裁の中で適切なメンテナンスが行われなかったため、爆発事故の前から機械が使えなくなっていた。

ガスプロムのアレクセイ・ミラー代表は先月、「ポルトバヤ駅のポンプが使えなくなった場合、ノルドストリームのストリングをどのように、そしてなぜ復旧させるかという問題に対する答えはない」と述べた。

ロシアは、パイプラインに損害を与えた爆発を「国際テロ行為」と非難している。ロシア国防省は先月、英国海軍の関与が疑われると発表したが、ロンドンは否定している。スウェーデンとデンマークは独自の調査を行った結果、パイプラインの破損は爆発によるものだと報告したが、責任者については明らかにしていない。

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