2017年1月12日木曜日

カイザーリポート 第1017回 トランプの嵐ツイッター

https://www.youtube.com/watch?time_continue=747&v=Fx-BjhtEdtU

トランプさんがツイッターで「大統領専用機の値段が高すぎる」とつぶやいたらボーイングがディスカウントしてくれました。また自動車会社のことについてつぶやいたら企業株価が沈没し、フォードが10億ドル超の投資先をメキシコからアメリカに変えました。そしたら株価が上がってハッピーです。
こういう状況についてウルフストリートは「トランプのドライブ・バイ・ツイートに対処するダメージ管理チームを企業が結成」と言っています。



マックス・カイザーいわく、昔は業界団体が議員のところに陳情して、あれこれのレイヤーを通過させるのに苦労したもんだけど、いまやツイートで直接民主主義が実現してるじゃないか。いろんな業界が近代技術を取り入れているんだから、政治も取り入れるべきときだ。

またいわく、トランプのツイートをやめさせる方法がある。バフェットか誰かがツイートを買収すればいい。たかだか数百億ドルのことだろう。それでツイートが止むんだから、いまこの番組が放映された直後に誰かが買うかもしれないな。もしそうしないんなら黙ってろ、って話だな。

CNNはフォードに対し、「メキシコで作ったら4割安くできるのに、ツイートのせいでご商売がエライことじゃないですか。投資先をアメリカにしたらトランプさんはツイートをやめるって言ったの?」とフォードに尋ねています。このCNNの問いにステイシーはめっちゃウケてます。

それに対してフォード社長は、「いや、そういうレベルの話じゃなくて。トランプさんにはご満足いただけた、と申しておきましょう。なぜなら」と延々と説明したそうです。


カイザーいわく、そもそも株価そのものがフェイクで、それを支えるためにメディアがフェイクニュースを流してきた。つまりフェイク株価とフェイクニュースは表裏一体で、リサイクルしあってきた。フェイクニュースとフェイク株価は別のものだとみんあは思っているけど、そうじゃないんだ。

ステイシー・ハバートいわく、フェイクなのは株価とニュースだけじゃない。オバマ大統領の「ホープ」もフェイクだった。オバマさんは下院と上院に根回し説得して、それでダメなら大統領令。トランプさんのツイートはもっとリアクションが速いよね、と。

カイザーいわく、ニューヨークタイムズみたいなメディアはアメリカの言論の自由の守護神を自認してきたけれど、じつはコーポレート・デリヘル嬢だった。だから言論の自由を言うなら、アメリカ憲法に戻るべきなんだ。
ここでふたたびウルフストリート記事の引用。


「新しい異次元のクローニー資本主義パターン:トランプがつぶやく=>企業が叩頭する=>株価が上昇する=>企業はトランプ政権の恩恵を期待する。

前半のおわりでトランプさんのつぶやきがはいってきます。「マックス・カイザーは私のことをちゃんと伝えるべきだ。マックスは私をアホ扱いしている。」

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