2018年1月9日火曜日

久々に原油関連のはなし

封印を解くべき石油業界の5つの神話
https://www.zerohedge.com/news/2018-01-08/five-oil-market-myths-need-dispelling

その1:OPECの出口戦略は出口である。
 どこが出口やねん?そもそも出口という言いかたが間違えてるやん、ということです。
その2:OPECの優先課題は市場のリバランスである。
 市場のリバランスは手段であって、優先課題は価格に決まっておる。問題は地政学的要素が絡み、価格目標そのものが動くゴールであることだ、と。
その3:ロシアはOPECとの協調をやめるにちがいない。
 ロシアは原油に関して金儲けよりも市場獲得と地政学的な優位性をもとめておるようだ。OPECとの協調はやめられるわけがない。
その4:主戦場はOPEC対アメリカのシェール
 じつはそうでもない、というのはつぎのテーマに続く。
その5:アメリカシェール業界は生き延びる
 パーミアン油田のリグのコスト効率が2016年7月でピークを迎え、イーグルフォードとアナダルコ(ウッドフォード)油田の生産性も低下している。シェール油田は寿命が短く、投資家は気が短い。

ここまでは短期的な観点です。つぎは長期的な観点。

https://www.zerohedge.com/news/2018-01-08/gail-tverberg-coming-energy-depression
ゲイル・ツヴェルバーグさんが予言するエネルギー大恐慌

エネルギーがないと困るので誰もが見て見ぬ振りをしているけれど、原油がバレル20ドルでありつづけるわけがない、というのは簡単な算数レベル。いつかはエネルギー絶対量が減少してエネルギー大恐慌が起こるに違いない、という話です。


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