シドニー・ウィグノール「ヒマラヤのスパイ」
ウルドゥー語もヒンディー語もネワール語も中国語もできないマヌケな素人登山家がスパイに志願。ヒンドゥー教徒のポーターたちに「羊だよ」と嘘をついて乾燥牛肉を食べさせるなどやりたい放題。中国軍が進駐したばっかりのチベットに入り込んで逮捕・投獄され、英語がわかる人間のまえで英語で悪態をついてひどい扱いを受けるのは当たり前だろうアホどもが。イギリスがインドを植民地支配するのは文明開化だけど、中国がチベットを支配するのは横暴という目クソ鼻クソ的白人優位主義文明観のイギリス帝国主義者たち。人を笑わすのではなく人に笑われるのがユーモアなのか。スパイ業界のミスター・ビーンというべきシドニー・ウィグノールによるどうでもいい旅行記。
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