2021年7月4日日曜日

アフガンからのアメリカ軍撤退が進む -> アフガン政府兵がタジキスタンに越境避難する

ねたもと

https://www.rt.com/russia/528326-afghanistan-taliban-border-tajikistan/

 迷走するバイデン政権が約束したアフガン撤退が予想以上に進んでいるらしい。在カーブルのアメリカ大使館を護衛するために600人くらい残すという話もあるらしい。そのうえに、アウトソーシングされた傭兵部隊をどうするのか誰もぜんぜん書かない。民間企業のやることなので情報情報公開する必要がないからしかたないのだろうけれど。

各地拠点都市がタリバンに制圧されていて、アメリカの空軍力による保護をうしなったアフガン政府軍の兵隊が、隣接するタジキスタンに流入している、というのが冒頭の記事。

アフガンの半分とタジキスタンはペルシア語圏なので、兄弟みたいなもんだ。イランに住んで働いていたとき、カスピ海のほとりのメシ屋でタジキスタンからきた爺さまと若い衆にあったことがある。爺も若いのも標準的なペルシア語を話していたのが印象的だった。ずいぶん距離があるのだから、もっと方言色が濃いのかと思っていたのだが。逆にテヘランで出会ったアフガン人のほうがクセの強いペルシア語だったような気がする。我輩はペルシア語についてはしろうとなので、ぜんぜんアテにならないが。

アフガン人がタジク人にまじったら、きっと区別できないんだろうな。ベトナム戦争のおわりのころに、アメリカが時間と費用をかけて育成した(と思っていた)南ベトナム軍が数日で人民の海に溶解してしまったのと同じく、アメリカが時間と費用をかけて育成した(と思っていた)アフガン政府軍も、きわめてすみやかに人民の海に溶解してしまうのだろうな。

アメリカのおせっかいって何だったんだろう?

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