2022年4月2日土曜日

ドイツの化学大手BASF、ロシアのガス供給が途絶えたら「総崩れ」

https://www.zerohedge.com/energy/basf-ceo-warns-germany-total-collapse-if-russian-gas-supply-cut

世界最大の化学メーカーBASFのCEOは、ロシアからのエネルギー輸入を抑制または遮断することは、中小のエネルギー企業の存続を脅かし、ドイツが第2次世界大戦以来もっとも破滅的な経済危機に陥るだろうと言う。

ブルダミュラーCEOは、「ドイツは4〜5年でロシアのガスから脱却できる。」
しかし、「LNGの輸入を短期間で増やし、ロシアのガスをすべて置き換えることはできない。」
「ドイツの天然ガス消費の55%をロシアが占めている。」
もし、ロシアのガスが一夜にして消えたら、
「高い失業率が発生し、多くの企業が倒産するだろう。」

「はっきり言えば、ドイツ経済が第二次世界大戦後最悪の危機に陥り、繁栄が失われる。特に多くの中小企業にとって、終わりを意味しかねない。そんなリスクは冒せない。」
「もしロシアのガスが長期にわたって供給されないとしたら、ここドイツでは本当に困ったことになる。BASF社では、供給量が最大必要量の50%を大幅に、かつ恒常的に下回った場合、最大の拠点であるルートヴィヒスハーフェンでの生産を縮小するか、完全に停止せざるを得なくなるだろう。」

別の情報筋によると、ルートヴィヒスハーフェンだけでも、このシナリオではただちに約4万人の従業員が解雇されるか、少なくとも時短勤務になる可能性がある。

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