モルドバ、トランスニストリアに関するキエフの提案を却下
https://www.rt.com/russia/554640-moldova-transnistria-kiev-offer/
2022年4月27日 21:31
キシナウは、ウクライナによる離脱地域を捕獲するという提案を拒否した
モルドバは、キエフが持ち出した離脱地域トランスニストリアを武力で占領するという提案を断り、政治的手段によってのみ自称共和国の再統合を目指すと表明した。
「トランスニストリア問題の解決は、政治的手段によってのみ達成可能であり、軍事的およびその他の強制的な行動を排除し、地域の民主化と非軍事化の原則に基づき、モルドバの主権と領土の統合を尊重した平和的解決に基づいてのみ達成できる」と、同国の再統合担当事務所は水曜日にRIAノーボスチに語った。
この声明は、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領の顧問であるアレクセイ・アレストヴィッチ氏の発言に対応したもの。アレストビッチ氏は、キエフがトランスニストリア「征」することが可能であると示唆した。
「しかし、これはモルドバの領土であり、モルドバ側の要求がなければ実現しない」と述べた。
トランスニストリアに対する国際的な注目は、この離脱国家がここ数日、不可解な事件の連続に耐えていることに起因する。月曜日に、トランスニストリア国家保安省は3人の正体不明の襲撃者に襲われた。彼らは肩に装着したロケットランチャーを建物に発射し、窓を吹き飛ばし、ファサードを損壊させた。
この襲撃に続き、火曜日の朝には地元の放送センターで爆発が発生。負傷者はいなかったが、この施設では、ロシアのラジオ局を送信する最大のアンテナが破壊された。
トランスニストリア共和国のヴァディム・クラスノゼルスキー大統領は、ウクライナ人に対する「テロ攻撃」だと非難し、キエフに対して、同地域に侵入したとされる武装集団を調査するよう求めた。
トランスニストリアは、正式名称をプリドニエストロヴィア・モルダヴィア共和国(PMR)といい、モルドバ東部のドニエステル川とウクライナ国境に挟まれた狭い土地にある自称国家である。
ソビエト連邦崩壊後の1990年代前半にモルドバから分離独立した。ロシアの平和維持軍が駐留し、住民の多くがロシア国籍を持っているなど、モスクワとの関係が深い。
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